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ホリエモン独占告白「僕がロケット開発の先に見る夢」

5/26(日) 13:00配信

現代ビジネス

たった3秒間の火からはじまった

 手作りした最初のエンジンは、千葉県の鴨川に借りた小さな家のガレージではじめての火を噴いた。2008年5月17日。たった3秒間の最初の一歩だった。

 それから、その小さな火を絶やさないよう、一歩一歩、歩みを進めて、ここまできた。2019年5月4日、北海道大樹町、午前5時45分0秒。点火されたロケットエンジンは、116秒間の燃焼を続け、ロケットの機体を高度113.4キロ上空の宇宙空間まで届かせた――。

今回のインターステラテクノロジズ社によるロケット打ち上げの成功は、民間単独としては国内初であり、「宇宙に関わるものは国主導が当然」という、日本人の多くが持つ固定概念を打ち崩すものだった。堀江貴文氏が60億円以上投じたことでも注目を集めたインターステラ社は、軌道投入機の開発と今回成功した観測ロケットの事業化フェイズに入るが、同社は今後、ユニコーン候補としても注目を浴びることになるだろう。 ユニコーンとは、非上場ながら企業価値が10億ドル(約1000億円)以上のスタートアップ企業で、その存在確率から、伝説のユニコーンになぞらえてそう呼ばれている。そのユニコーン企業がいま、次々と発見されているのが宇宙産業分野だ。宇宙産業分野は、国から民間へと主導権が移り、「ニュースペース」といわれる盛り上がりを見せている。

 その筆頭がテスラ創業者イーロン・マスク氏の作った「スペースX」だ。大型ロケットによる宇宙輸送サービスを軌道に乗せて、企業価値は推計3兆円にまで跳ね上がり、その存在はすでにデカコーン(企業価値100億ドル以上)といわれている。

 インターステラ社と同じ小型ロケット分野では、ニュージーランド発の「ロケットラボ」がいち早く事業化を成功させ、ユニコーン企業入りを果たした。人工衛星を使ったサービスを行う衛星分野でも、さまざまなベンチャーが台頭し、中でも、数千の超小型衛星による宇宙インターネット網構築を目指ししている「ワンウェブ」は、ソフトバンク単独でも10億ドルを出資し、ユニコーンとなっている。

 インターステラ社のビジネスは、こうしたユニコーンになり得る潜在力を十分に持っている。堀江氏はこの事業の成功を長年、夢見てきたわけだが、堀江氏が成功の先に見つめるのは、インターネットが日常になったように、宇宙が日常になった世界だという。その真意はどこにあるのか? そしてそこで堀江氏は何をやろうとしているのか? 
 今回の成功の意味、そして未来について、堀江氏から話を聞いた。

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最終更新:5/28(火) 12:01
現代ビジネス

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