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貴景勝「2場所で大関陥落」悪夢のカウントダウン

5/27(月) 7:00配信

NEWS ポストセブン

 新大関・貴景勝の5月場所は、「負傷→休場→再出場→再休場」という奇妙な経過を辿り、千秋楽を待たずに幕を下ろした。その裏で一体何が起きていたのか。そしてカド番で迎える名古屋場所はどうなる──。

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 貴景勝が右膝を負傷したのは、5連敗中の天敵・御嶽海(小結)に白星を収めた4日目の取組だった。「約3週間の加療を要する見込み」と診断されたものの、中日に再出場を強行。碧山(小結)にあっけなく敗れると、翌日から“再休場”となった。

 大関の再出場は68年ぶりの珍事。そこに、師である元・貴乃花親方の影を感じる関係者は少なくない。

「貴乃花の伯父で“土俵の鬼”と呼ばれた初代・若乃花も、1956年秋場所で高熱を出して休場した後、千秋楽に再出場を届け出た(土俵には立てず不戦敗)。父であり師匠である元大関・貴ノ花の“死力を尽くす”という教えに従って貴乃花自身、2003年初場所で休場後の再出場に踏み切っている(同場所の中日に引退を表明)。貴景勝のなかには“貴イズムの継承”という思いがあったに違いない」(担当記者)

 ただ、師と仰ぐ元・貴乃花親方の例を挙げるまでもなく、力士にとって膝の故障は致命傷になる。まだ22歳の新大関の未来に、にわかに暗雲がたちこめてきた。

◆師匠の言うことを聞かない

 このままでは、待望の日本人横綱として期待されながら、故障に泣いて引退に追い込まれた稀勢の里(現・荒磯親方)の二の舞だと危惧する声もある。

「元・貴乃花部屋の力士たちの心の師は今でも貴乃花なんでしょう。本来、ケガが悪化しないように再出場を止める立場の千賀ノ浦親方(元小結・隆三杉)が、コントロールできなかった。

 稀勢の里にとっても師匠はあくまで亡くなった先代(元横綱・隆の里)だった。現役時代の実績で稀勢の里に劣る田子ノ浦親方(元前頭・隆の鶴)が、ケガを押しての出場を止められなかったのと同じ構図だ」(後援会関係者)

 貴乃花も隆の里も、現役時代、「ガチンコの中のガチンコ」と呼ばれた横綱だった。誰に対しても手加減なくぶつかり、相手も手を緩めないため、ケガが避けられない。休場に逃げないから、ケガが癒えない。

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最終更新:5/27(月) 8:44
NEWS ポストセブン

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