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健康に対する砂糖の影響 「白より茶色が体にいい」は本当か

5/27(月) 7:00配信

NEWS ポストセブン

「その精製度合いによって、きび糖、三温糖、上白糖、グラニュー糖などと名称が変わります。精製すればするほど、さとうきびやてん菜に含まれていたミネラルやビタミンなどの栄養素が減じて、スクロースと呼ばれるショ糖の純度が高まり、雑味がなくなり純粋な甘さが増します」

 つまり、玄米と3分づき米、白米のような違いと思えばいいだろう。上白糖やグラニュー糖などのいわゆる「白砂糖」が白いのは、茶色い砂糖を漂白しているからではないかという“噂”もあったが、純度の高いショ糖の結晶は無色透明で、光を乱反射するため白く見えるだけだ。

 では、白くない砂糖はなぜ白くないかというと、純度が低く、不純物が多いため。しかし、不純物といっても、ミネラルやビタミンなど材料になった植物がもともと持っている栄養素だ。

 黒糖やきび糖、てんさい糖といった、なじみのある茶色い砂糖がそれにあたる。黒糖はさとうきびの搾り汁を煮詰めて固めただけなので、中でも栄養成分が多く、カルシウムやマグネシウム、ナトリウムなどの豊富なミネラルや、ビタミンも含まれている。

 黒糖より精製度が高いきび糖は栄養価が落ちるが、その分、味がマイルドで、ふだんの調理で使いやすいというメリットがある。

 てん菜から作られるてんさい糖は、黒糖やきび糖に比べてミネラル成分が少ないものの、オリゴ糖を含んでいる。

「オリゴ糖は腸内菌に働きかけ、腸内環境を整えます。また、てんさい糖には、GI値が低いという特徴もあります」(早川さん)

 GI値とは、食品ごとの血糖値の上昇度合いを表現する数値で、大きければ大きいほど、食後の血糖値が上がりやすく、糖尿病やメタボリックシンドロームの原因となる。

「ブドウ糖を50g摂取した時の血糖値の上がり方を100とした時、黒糖は99、てんさい糖は65と非常にゆるやかです」(早川さん)

 フランス料理では、てんさい糖を用いることが主流であり、まろやかな甘さを好んで使っている人も多いのではないだろうか。家庭での料理に使うなら、雑味が少なくGI値の低いてんさい糖を使い、ミネラルなどの栄養素はしっかり食材で摂取するのが理想的だろう。

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最終更新:5/27(月) 7:00
NEWS ポストセブン

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