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カンヌ映画祭レポート2019:最後のインタビューはグザヴィエ・ドラン!

5/27(月) 10:18配信

フィガロジャポン

※本記事は最高賞などが発表される前の、5月24日に執筆されものです。

映画祭11日目。いよいよコンペは2作品を残すのみ。1本目はエリア・スレイマンの『It Must Be Heaven』(原題)。イスラエル、ナザレ出身のエリア・スレイマンは、長編初監督作品『消滅の年代記』で1996年ヴェネツィア国際映画祭の新人監督賞を受賞。第2作目となる『D.I.』が2002年のカンヌで審査員賞と国際批評家連盟賞をW受賞した逸材です。2009年のカンヌのコンペで上映された『The Time That Remains』(原題)以来、10年ぶりの新作になります。

カンヌ映画祭レポート2019:ポン・ジュノ監督&ソン・ガンホにインタビュー。

2009年といえば、ミヒャエル・ハネケの『白いリボン』がパルムドールを受賞した年ですが、コンペにはケン・ローチ、マルコ・ベロッキオ、ペドロ・アルモドバル、クエンティン・タランティーノという今回と同じ名前が5人も! なんだか同窓会みたいですが、ディレクターズランチではどんな会話が交わされるのでしょうか。

俳優としても活動しているエリア・スレイマンは自作にも出演しますが、『It Must Be Heaven』(原題)は、そのエリア・スレイマンが安住の地を求めて世界を旅するお話。ニューヨーク、パリなど異国の地で起こる出来事をアイロニカルなユーモアに包んで見せていきます。不条理なブラックコメディを通して、アイデンティティを追求していくスタイルは健在。今年のコンペの作品の中では異色の存在で、ジャーナリストの間での評判もとても高いです。

コンペ最終作は、フランスのジュスティーヌ・トリエのコメディ『Sibyl』(原題)。ジュスティーヌ・トリエはフランスでいま最も旬な女性監督といわれている存在で、フランスで大ヒットした前作『ヴィクトリア』が、2016年のカンヌ映画祭「批評家週間」のオープニングを飾りました。長編第3作目となるこの作品は、心理カウンセラーから作家になったシヴィル(ヴィルジニー・エフィラ)が女優のマルゴ(アデル・エグザルコプロス)のカンセリングを気乗りしないまま引き受ける中で自分自身も混乱していく話。ギャスパー・ウリエルや『ありがとう、トニ・エルドマン』(16年)のドイツ人女優サンドラ・ヒュラーなど、豪華なキャストだけど軽いコメディタッチのドラマで、カンヌのコンペではちょっと浮くかもしれません。

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最終更新:5/27(月) 10:18
フィガロジャポン

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