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朝ドラ史上“唯一”のヒロイン、元宝塚・純名里沙が経験した「愛してくれる現場」

5/27(月) 11:00配信

週刊女性PRIME

「朝ドラに出て、人生が大きく変わりました」

 と、振り返る純名里沙。朝ドラ第51作『ぴあの』('94年)の出演者オーディションに応募した852人の中からヒロインに抜擢されたとき、宝塚歌劇団の生徒だった。

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「主題歌を歌ってみたい」とお願いした

「宝塚に入って3年目、劇団の方から朝ドラのオーディションを受けてみませんか? と声をかけていただき、これは面白そう! と思って。

 カメラテストでは、何か特技をやってみてと言われ、ミュージカル『ウエストサイド物語』より『トゥナイト』をアカペラで熱唱しました(笑)。ポップスを歌う方が多いでしょうから、私は珍しかったのかも(笑)」

 宝塚の現役生徒が朝ドラヒロインを演じたのは朝ドラ史上、純名ひとりだけ。ヒロインが主題歌を歌うことも朝ドラでは画期的だった。すでに宝塚で歌唱力に定評があった純名だからこそだ。

「劇中歌のレッスンのときだったか……記憶は定かではありませんが、劇伴を手がけていらした久石譲さんに主題歌を歌ってみたいとお願いしてみたんですよ。大それたことを言ってしまった気もしますが、思いきって手を挙げてよかったと今では思っています。

 それがきっかけで久石譲さんのプロデュースでアルバムを出させていただき、『プロポーズ』という曲がシングルカットされました。いまだに結婚式でよく歌っていただいていると聞いてうれしいです」

 純名が演じたヒロイン・ぴあのは童話作家を目指す設定で、終盤、子どもミュージカルを上演することになる。

「お話をつくるだけでなく自分まで出ちゃっていましたよね(笑)。役を当て書きしていただいた部分もあったと思います。どの場面でも素直に自分の感情を出せる役でした」

 みんなに育まれながら夢に向かって自分を“ぴーかぴか”に輝かせていくぴあのと、俳優として成長していく純名とが重なっていくような半年だったという。

「撮影の間、私は“ぴあの”以外の何者でもなかったです。監督からは常にぴあのと呼ばれていましたし、私は、父役の宇津井健さんを“お父ちゃん”、姉役の竹下景子さん、萬田久子さん、国生さゆりさんのことは“お姉ちゃん”と呼んでいました。みなさん、とても可愛がってくださって、いろいろなことを教えてくださいました」

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最終更新:5/27(月) 11:00
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