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投資の世界に蔓延する「相場は予測できる」という真っ赤な嘘

5/27(月) 9:00配信

幻冬舎ゴールドオンライン

昨今、様々な業界で技術の応用が模索されている人工知能。投資の世界でも、AI技術を活用したサービスが次々と誕生し、関心が高まっています。本連載では、AI技術を用いた株価予測ソフトを開発する株式会社ソーシャルインベストメントの山本弘史代表取締役が、AIによって大きく変わる資産運用の未来について説明していきます。今回は、投資の世界で耳にする「相場は予測できる」という文句について考えていきます。

筆者が「相場は予想できない」と主張する理由

前回(関連記事:『 うまい話で溢れる投資の世界で「負け組」が圧倒的に多い理由 』)では、「仕事で稼ぐこと」も「投資で稼ぐこと」も同じであり、稼ぐためには相応の努力が必要であること、しかし「AI」の存在がこの努力を圧倒的に削減してくれることをお伝えした。本題であるAIが投資の世界に与える可能性について話す前に、ひとつ、どうしても伝えたいことがある。

それは、投資の世界にはびこる「嘘」についてだ。

これから投資の世界で存分に収益をあげていこうと考えているのであれば、確実に知っておくべき内容だ。これを知っておくだけで、投資の世界でつまずくことは確実に減る。投資スキル0点であった筆者が、泥土のような負け組の世界から抜け出すことができたのも、こうした事実を一つひとつ知ったからである。

実は投資の世界において個人投資家は、「あること」を思い込まされている。その「あること」とは「相場は予想できる」という幻想だ。この言葉を聞いて、あなたはどのように感じただろうか。

「トレードは上がるか、下がるかを予想して行うものだろう」

「有名なアナリストが「予想」という言葉を使っていたぞ」

「今は21世紀。技術革新で予想できる事象も増えてきただろう」

残念ながらこれらはすべて、投資の世界の嘘である。どんな凄腕のアナリストでも、優秀だと主張する相場予想ツールを用いようとも、相場の未来を完璧に予想することはできない。たとえそれが100万分の1秒先の未来であっても、だ。アメリカの気象学者エドワード・ノートン・ローレンツが100%当たる天気予報は存在しないことを発見して知られるようになった「カオス理論」は、最初のほんのわずかな違いが、将来の大きな違いを生み出すことを提示した。天気だけではない。地震、津波、雪崩、種の進化、昆虫の大発生、食物連鎖、波の動き……自然科学で解明できていない現象のほうが多いのが現実なのだ。

そして相場の動きも同様。カオス理論の考え方を借りれば、波打つ相場の未来予想ができないことは、明らかである。それにもかかわらず今でもまことしやかに「相場の未来予想はできる」という前提で投資話は進められ、未来予想はできないという事実をひた隠しににしている。なぜなのだろう?

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最終更新:5/27(月) 9:00
幻冬舎ゴールドオンライン

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