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ナイナイ岡村の恩師が教えるポンコツのススメ、多くの人に愛される秘訣

5/27(月) 6:01配信

ダイヤモンド・オンライン

 『めちゃイケ』終了から3月でおよそ1年。1つの冠番組を終えた岡村隆史だが、以前よりイキイキしているように見えるのはなぜか。その秘密を『素顔の岡村隆史』を上梓したばかりの養成所時代の恩師・本多正識氏に聞いた。(清談社 藤野ゆり)

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● “ポンコツ”化した 岡村の魅力

 最近、岡村隆史がイキイキして見える。そう感じているのは筆者だけだろうか。

 昨年末のNHK紅白歌合戦で見せた「チコちゃん」との絡み。その一瞬の幕間にけん玉を成功させるスター性は健在だが、休養以降、特にここ最近の岡村はすっかり肩の力が抜け、現場の雰囲気を本気で楽しんでいるように映る。めちゃイケで長年、気を張り、時には体を張って出演者たちを先導してきたエネルギッシュさとも違う、いい意味のポンコツさと、ゆるい空気をまとうようになっているのだ。

 その証拠に、岡村隆史のこれまでの歩みや魅力に迫った『素顔の岡村隆史』(ヨシモトブックス)の中では、岡村自身が「ポンコツになってよかった」と、休養後の自身について語る一節も登場する。15時間にも及ぶ岡村との対談によって、今の岡村に迫った『素顔の岡村隆史』の著者、漫才作家の本多正識氏は「岡村くんには、ポンコツの伸びしろがある」と話す。

 「20年以上にわたって演じていた“岡村隆史”が、すぐに100%の“人間・岡村隆史”を出せているわけはないと思いますから、今後、さらにありのままの岡村くんの魅力が出てくるのではないかと期待しています」

 本多氏はよしもとクリエイティブエージェンシーの芸人養成所「NSC」の講師として岡村を指導した、いわば恩師。とはいえ、出会った当初の岡村隆史は“ポンコツ”とはほど遠い、ギラギラした光を放つ存在として、本多氏の前に現れたという。

● 最初はツッコミ役だった! ギラギラしていた若い日の岡村

 「NSCの最初の授業で受講生たちに自己紹介をさせていた時、100人以上が手を挙げた中で、なんとなく最後に指名したのが相方の矢部くんでした。それで矢部くんがしゃべりだそうとした瞬間に、離れて座っていた岡村くんが勢いよく立ち上がり『岡村隆史です』と答えて、矢部くんが『お前、ちゃうやろ!』と本気でツッコんだ。それで一気に教室の空気が変わったんです」

 この時の“一発かましてやった!”という岡村の凛とした表情を、本多氏は今でも覚えているという。鮮烈な印象を残した岡村は、数多くの生徒を指導する本多氏にとっても忘れられない生徒となった。

 「ギョロッとした目で私を射抜くような鋭い視線で見つめてきた時、ワクワクする気持ちになりました。根拠は何もありませんが、あふれるオーラを感じて、直感的に『この子は売れる!』と確信したんです。初授業であのインパクトを超える生徒は、まだひとりも会っていません」

 一目見て、岡村隆史に並々ならぬスター性を感じとっていた本多氏は、今日の「ナインティナイン」を生み出した張本人でもある。結成当時、ナインティナインは岡村がツッコミ、矢部がボケという立ち位置。そんな2人のボケとツッコミを逆にしたのは、本多氏の一言がきっかけだった。

 「自己紹介の後、2回目の授業でナイナイのネタを見たときに、岡村くんのキレのいい動きを生かすためには、おっとりとしていて本来ならツッコミにそぐわない矢部くんをツッコミにしてでも、岡村くんをボケにする方が売れる!と確信した上での指摘でした。まあ僕が言わなくても、いずれそうなっていたと思いますけどね(笑)」

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最終更新:5/27(月) 6:01
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