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「小沢一郎」のイライラは最高潮 数合わせの何が悪い、ダブル選なら絶対に勝てない!

5/27(月) 6:00配信

デイリー新潮

「数合わせの何が悪い!」

 むろん参院選単独にしろ衆参ダブル選になるにしろ、「合併」「合流」による究極の野党結集には時間が足りない。

 そこで小沢氏が重ねて訴えたのは、“緊急避難措置”としての「オリーブの木」構想の実現だった。

「既存の政党はそのままで、同じ目標を持つ政党が一つの傘のもとに全員が参加して戦う。『統一名簿』という名称だけ出ていて、マスコミも間違った報道している。比例だけではない。選挙区も比例も一つの選挙の届け出政党で一体となって戦うことしか現時点ではあり得ない」

「極端に言えば、公示の日に間に合えばいい。日本では二重国籍は禁止だが、党籍は二重も可能だ。その形で政権が取れればそのまま一つになっていればいいし、政権が取れなかったら元の政党に収まればいい。『安倍政権は国のためにならず、国民のためにならず、国民の生活を守れない』という点で一致すればいい。簡単は話だ」

 とはいえ、「数」を信奉する小沢氏の政治手法への風当たりは相変わらず強い。だが小沢氏はひるまない。

「メディアを中心に『小沢は数合わせばかり言う』と批判する。それに政治家もビクビクしてしまっている」

 そしてこの日、最も語気を荒げて言い放った。

「数合わせの何が悪い!」

「民主主義は数だ!」

 続けて小沢氏はフランスやドイツでの実例を挙げ「(日本では)政策なき野合だという批判に政治家がおののいている。それが野党の現状だ」と嘆いてみせた。

 小沢氏が言う「数合わせ批判におののく政治家」とは……。永田町関係者いわく「紛れもなく立憲民主党の枝野幸男代表のことだ」。

 枝野氏といえば「小沢嫌い」を公言し、野党第一党を率いながら「数合わせはやらない」と野党の結集には拒絶反応を示し続けている。参院選での野党共闘にも枝野氏はずっと背を向けていた。

 つまり小沢氏は、名指しは避けながらも、枝野氏を批判したようである。小沢氏は諭すように訴えた。

「民主主義の本質、政治の役割を認識すれば、メディアの言うことは怖くない。私もずっとメディアの攻撃を受けてきているが、地元の人たちは支持してくれる。政治家は信念と目標を持って堂々と正しいことを主張すれば、人々の気持ちをつかめる」

 約40分間の講演の終わりに小沢氏は「野党の一員として、みなさんに申し訳ない気持ちでいっぱい。これに懲りず、ご指導いただければ幸いだ」と頭を垂れた。

 果たして「壊し屋」小沢氏に神通力はあるのだろうか。

週刊新潮WEB取材班

2019年5月27日 掲載

新潮社

2/2ページ

最終更新:5/27(月) 11:50
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