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23歳で起業 アプリ大ヒットの裏で苦しんだ女性社長

5/27(月) 10:17配信

日経doors

就職活動中、成長意欲にあふれたベンチャー志向の学生と出会った関口舞さんは、彼らや彼らの商品のよさをPRしたいと思うようになり、新卒で広告代理店に入社します。しかし、やる気が空回りし、なかなか成長の機会をつかめません。そんな時、とあるきっかけで、フリーランスになる決心をします。その後、自分で企画したアプリをリリースするなどして勢いに乗りますが、そういつまでも順調にはいかず……。会社を辞めて独立した後のストーリーを聞きます。

【関連画像】

1回 フリーランスになる怖さは1ミリもなかった

2回 23歳で起業 アプリ大ヒットの裏で収益化に苦しむ ←今回はここ

●憧れていたサービス作りに、未経験からのチャレンジ

 会社を辞めてからは個人事業主として採用PRの仕事を手掛け、徐々にベンチャー志向の友人たちからの依頼が増え、仕事は軌道に乗りました。そうして自信を付けたことで、今度は学生時代に憧れていた「サービス作り」を手掛けてみたくなったのです。

 そこで採用PRでの売り上げを使って、それまで温めていたアイデアでアプリ作りに挑戦することにしました。サービスを作って運営するとき、会社という箱があれば、よりユーザーから信用されやすくなるはずだと考え、2014年3月、アプリのリリースと同時に、「プールサイド」という会社を立ち上げました。

 最初に開発したのは、フェイスブックを利用した両思い確認アプリ「one heart」。好きな相手を1カ月間に一人だけ設定でき、相手も自分のことを設定していれば、「両思い」であることがお互いに分かるという仕組みです。自分も相手もこのアプリを使う必要があるので、両思いが判明するのはそれこそ奇跡のような確率。それでも、全ユーザーの中で8%の人が両思いであることが分かりました。

 このアプリが生まれたのは、自分が「こういうアプリが欲しい」と思っていたから。私には過去に「両思い発覚事件」と名付けている経験があります。当時の私は、好きな人に告白できない性格で、昔好きだった男性の知人から、「あいつ本当は舞ちゃんのことが好きだったらしいよ。告白すればよかったじゃん」と言われて、「あの時、告白すればよかったな」と本当に後悔したのです。昔の私みたいに、好きだと言えなくて悩んでいる人はたくさんいると思いました。

 私は理系ではありませんし、広告代理店で働いた経験も半年間だけです。そういう人にでも、熱意さえあれば自分のアイデアを世の中に出せるのです。

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最終更新:5/27(月) 10:17
日経doors

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