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【ゴルフの“ラフな話”】1番ウッド「ドライバー」の語源は?

5/28(火) 20:35配信

旅行読売

 ゴルフのクラブのウッドの1番を「ドライバー」といい、今ではほとんど使われることが無くなった2番が「ブラッシー」で、さらに3番「スプーン」、4番「バフィー」、5番「クリーク」となっている。これらは番手別の愛称であり、かつてはウッドだけでなくアイアンも含めたすべてのクラブについていた。
 ところで、1番ウッドの「ドライバー」にはどんな意味があるのだろうか。「DRIVE」を辞書で引くと「運転者」や「牛追い」などと出て来る。かつては「(羊の群れを)追う」や「(物を)運ぶ」を意味していたが、そこから派生し、「前進する」や羊、牛の群れや馬車を「操る」に変化。さらに「強く追いやる」を経て、強く遠くへ飛ばすことを意味するようになり、その役割から「ドライバー」と呼ばれるようになった。

 面白いのは2番ウッド。このクラブは2打目以降の地面にあるボールを打つ時に使われることが多かったため、クラブを傷つけないようにソール部分に真鍮、つまり「ブラス」の板が貼られていた。そこから「ブラッシー」となった。3番ウッドの「スプーン」はフェース面が極端に凹んでいて、あたかも食器のスプーンのような丸みがあったからだという。
 さらに、現在では4番ウッドを「バフィー」、5番ウッドを「クリーク」と呼んでいるが、実は、かつての英国では4番が「クリーク」で、5番が「バフィー」だった。
 ところが、米国の運動用品メーカーであるウィルソン社が、1938年に4番ウッドを「フォー・スプーン」、5番ウッドを「ファイブ・クリーク」として売り出したことがきっかけで、現在のような呼び方になったといわれている。「バフィー」はスコットランド語で「地面を打つ」を意味し、「クリーク」は鍋を火にかける時に引っ掛ける鉤の形から来ている。これらのクラブは、1980年代まで、多くが硬い柿の木(パーシモン)素材だったことからウッドクラブと呼ばれている。なお、クラブが数字ベースの呼び名に変わったのは1940年代以降のことだ。

スポーツライター・古賀敬之

最終更新:5/28(火) 20:35
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