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「ザ・ノース・フェイス」を擁する米VFコープの18年度は増収増益

5/28(火) 8:00配信

WWD JAPAN.com

「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」や「ティンバーランド(TIMBERLAND)」「ヴァンズ(VANS)」などのブランドを擁するVFコープ(VF CORP)の2019年3月期決算は、売上高が前期比12.0%増の138億4866万ドル(約1兆5233億円)、営業利益は同9.5%増の16億7584万ドル(約1843億円)、純利益が同91.2%増の12億5979万ドル(約1385億円)の増収増益だった。ただし、純利益の大幅増は17年度に非継続事業や税金による損失を1億1054万ドル(約121億円)計上していることによる。同社は18年度より決算期を以前の12月末から3月末に変更しているが、決算書では17年度分も3月末として計算されている。

【画像】「ザ・ノース・フェイス」を擁する米VFコープの18年度は増収増益

事業別の売上高では、「ザ・ノース・フェイス」を含むアウトドア事業が同9.0%増の46億4902万ドル(約5113億円)、「ヴァンズ」を含むアクティブウエア事業が同16.4%増の47億2179万ドル(約5193億円)、ワークウエア事業が同38.7%増の18億6201万ドル(約2048億円)、「リー(LEE)」や「ラングラー(WRANGLER)」を含むデニム事業が同3.6%減の24億9176万ドル(約2740億円)だった。ブランド別の売上高では、「ヴァンズ」が同24%増、「ザ・ノース・フェイス」が同9%増、「ティンバーランド」が同0%増だった一方で、「リー」は同7%減、「ラングラー」は同1%減だった。

スティーブ・レンドル(Steve Rendle)会長兼社長兼最高経営責任者(CEO)は、「当社の120年にわたる歴史の中でも、デニム事業の分社化を発表した18年度は最大の転換期の一つだった。多大な業務量だったが、全社一丸となって尽力し、満足のいく結果を出すことができた」と語った。

同社は5月23日、「リー」と「ラングラー」を含むデニム事業を、新会社コントール(KONTOOR)としてニューヨーク証券取引所に上場して分社化した。これは停滞気味の同事業を好調な「ザ・ノース・フェイス」や「ヴァンズ」から切り離すという意味もある。コントールには別の経営陣を置き、デニム市場でのシェア拡大を目指すという。なおVFコープの売り上げのうち、コントール分は26億7659万ドル(約2944億円)だった。

近年、デニムはアスレジャーとの厳しい競争にさらされていたが、3月21日にリーバイ・ストラウス(LEVI STRAUSS)が再上場した際には初値が公開価格を大幅に上回るなど人気が回復しつつある。VFコープとコントールもその波に乗りたいところだが、分社後の株価は両社ともやや下落するなど苦しいスタートとなった。

最終更新:5/28(火) 8:00
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