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永瀬廉主演「うちの執事が言うことには」はあえて“定石”を外した若者たちの成長物語

5/29(水) 16:00配信

Book Bang

 どんなときもずっとそばでまぶしいその笑顔見せる皆さんこんにちは。ジャニーズ出演ドラマ/映画の原作小説を紹介するこのコラム。お待たせしました、キンプリが初登場ですよ! 

■永瀬廉・主演、神宮寺勇太・出演! 「うちの執事が言うことには」(2019年、東映)

 原作は高里椎奈のヒットシリーズ『うちの執事が言うことには』(角川文庫)。シリーズは全9巻で2016年に一旦完結、その後続編となる『うちの執事に願ったならば』(同)がスタートし、現在6巻まで刊行されている。さらには映画公開に合わせて4月に『うちの執事が言うことにはEX』(同)と題した番外編が刊行された。

 平安時代から続く名家の烏丸家。イギリスに留学中だった一人息子の花穎(かえい)は、いきなりの代替わりを父親から言い渡され、帰国することになった。18歳で当主となった花穎にとって心の支えは、幼い頃から慈しみ育ててくれた老執事の鳳。ところが帰国した翌朝、花穎の前に執事として現れたのは彼と年頃のそう変わらぬ初対面の衣更月蒼馬だった──。

 というのが原作・映画に共通する物語の冒頭部分である。花穎と衣更月がバディとしていろいろな事件に挑むというのがシリーズの骨子だ。だがなんせ原作は9巻ある。映画はその中からエピソードを抜き出し再構成しているので、まずは映画の方のあらすじを簡単に紹介しておこう。

 映画でまず描かれるのは、大好きな老執事じゃなかったという失望もあって衣更月に抵抗を隠せない花穎だ。衣更月がことあるごとに花穎の振る舞いが当主らしくないと苦言を呈するのも気に入らない。そんなある日、花穎は招待された芽雛川家のパーティで大学生ながらパティスリーを経営する赤目刻弥と出会う。だがそのパーティで赤目の連れの女性が何者かに襲われるという事件が起き、花穎が疑われるはめに。さらに烏丸家の使用人たちを次々と凶事が襲う。果たして背後には何があるのか──? 

 主人公の花穎を廉くんが、パーティで出会いその後花穎と親交を持つ赤目を神宮寺くんが演じている。これがまたふたりとも……てのは後にして、このあらすじが原作全9巻のどこに対応しているか見ていこう。

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最終更新:6/3(月) 15:10
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