ここから本文です

衆参ダブル選 安倍圧勝でも「菅内閣」誕生の驚愕シナリオ

5/30(木) 7:00配信

NEWS ポストセブン

 少し前まで誰もが一笑に付していた「衆参ダブル選挙」がにわかに現実味を帯びてきた。この猛烈な解散風を自民党内で煽っているのは、萩生田光一・幹事長代行や下村博文・元文科相ら細田派の安倍側近だが、一方の二階俊博・自民党幹事長や菅義偉・官房長官の思惑は別にある。

【図解】衆参ダブル選、自民議席増減で起きる政界激震

 菅氏は5月17日の会見で「(野党の不信任案提出は)当然、解散の大義名分になる」と語った。

 国会の最終盤に野党が内閣不信任案を提出するのはセレモニーのようなもので、通常、与党は粛々と否決して国会を閉じる。政権を倒せない不信任案を大義名分に“解散はあり得る”というのだから、なりふり構わぬダブル選容認に他ならない。

「菅さんの『解散の大義』発言で解散風が強まったのは事実だが、本人は解散の流れを作るまでのつもりはなかったのではないか」と見るのは政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏。

「菅さんは危機管理の人。ダブル選挙を打っても参院選が有利になるという保証はない。今も自民党は衆院で283議席あるのに解散するリスクを負う必要などないと考えていると思う。

 もし、このまま解散になれば“総理を超えて解散を主導した”と言われかねないし、選挙に勝ったら勝ったで『菅さんの仕掛けた選挙大成功』となってしまう。負ければ菅さんが判断を間違ったとクビを切られる。どちらにしても黒衣に徹したい慎重な菅さんの望むところではないはずです」

 解散に慎重なのは二階氏も同じだ。ダブル選挙で議席を減らせば幹事長は真っ先に引責辞任を迫られる。それでも安倍首相が解散を決断すれば誰も止めることはできない。二階氏はその先を考えている。政治ジャーナリスト・角谷浩一氏が語る。

「ダブル選挙で自民単独で衆院の3分の2の議席を得れば間違いなく安倍続投でしょうが、議席を減らすか現状維持なら、勝っても安倍首相の4選論は消える。党内では、来年の東京五輪を花道に安倍退陣が既定路線となり、ポスト安倍のレースがいよいよ始まる」

1/2ページ

最終更新:5/30(木) 7:00
NEWS ポストセブン

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事

Yahoo!ニュースからのお知らせ

あわせて読みたい