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「下を向いているわけには…」 3年連続で監督交代の浦和、武藤が説く切り替えの重要性

5/30(木) 16:30配信

Football ZONE web

退任したオリヴェイラ監督へ感謝の想い 「僕にとっては信頼できる監督でした」

 浦和レッズのFW武藤雄樹は、大槻毅新監督が就任した最初のトレーニングとなった29日、前日夜に契約解除が発表されたオズワルド・オリヴェイラ監督への感謝の思いを語った。

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 浦和は昨年も監督交代が起こり、4月下旬にオリヴェイラ監督が正式な監督に就任。天皇杯を獲得してAFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場につなげた。今季はACLこそ決勝トーナメント進出を決めたが、リーグ戦では5勝2分6敗と負け越しており、直近では4連敗。ホームゲームで1勝1分5敗と低調だったことも、今回の監督交代の決断の要因になった。

 オリヴェイラ監督のチームの中で、武藤は常に重用される存在だった。前線での運動量が豊富な武藤は、守備時には中盤のラインに下がり、攻撃ではストライカーの位置まで進出することを求められ、それを忠実に果たした。昨季の天皇杯、準決勝の鹿島アントラーズ戦と決勝のベガルタ仙台戦では、リーグ戦の終盤で負った負傷が深刻な状態だったが、痛み止めの注射を打ってまでプレーして優勝に貢献している。

 そうした状況だったため、今季の武藤はキャンプからリハビリでのスタートになった。浦和は開幕から公式戦3戦未勝利だったが、オリヴェイラ監督は折に触れて武藤の不在を嘆いた。チームに不可欠な存在と認識された信頼を、武藤もまた感じていたという。

「オリヴェイラ監督からはもっと良い景色を見たかったと言ってもらいましたし、僕たちとともに戦ったことは心の中にずっと残っていると言っていました。一緒に戦って天皇杯を取りましたし、すごく熱い方だったので、選手たちもその熱に引っ張られるところがありました。良いシーンもたくさんあったので、僕にとっては信頼できる監督でしたし、信頼して使ってもらっていたので、感謝しています」

責任を感じながらも「プロとして切り替えないと」

 一方、浦和はこれで3シーズン連続で開幕後に監督交代が起こることになった。過去2シーズンは、監督交代後にタイトルを獲得しているのも事実。そのすべてのタイミングでチームに在籍しているだけに、武藤は切り替えの重要性も言葉にした。

「選手たちは責任を感じていますが、だからといって、僕たちがずっと下を向いているわけにはいきません。嫌な言い方になってしまうんですけど、監督交代は初めてではないので、すぐにプロとして切り替えないと。サポーターが望んでいるのは勝つことですから、それに向けて立ち向かうことです。良い切り替えをしていきたいです」

 昨季に暫定監督を務めた経験を持つ大槻新監督の下での初陣は、6月1日のアウェーでの川崎フロンターレ戦になる。今季は公式戦初戦の富士ゼロックス・スーパーカップで0-1の敗戦を喫した2連覇中の王者だが、武藤はリハビリからの復帰途上だったため、その試合を欠場している。

 浦和の前線が誇るダイナモは「大槻さんは前も監督をやっていて信頼もあります。また一つにまとまって戦えるのではないかなと思っています。短い準備期間ですが、良い準備をして川崎という難しい相手に勝てるようにしたい」と、ネガティブな空気を一新する勝利を誓った。

轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada

最終更新:5/30(木) 16:30
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