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失業者の社会復帰めざす:仏の参加型組合企業

5/31(金) 22:26配信

オルタナ

フランスの街角に「ル・ルレ(拠点)」と書かれた大きなボックスがある。不要な衣類や靴を入れると、ル・ルレ社が回収に来てリサイクルする仕組みだ。慈善団体エマウスグループの一員であるル・ルレ社は、リサイクル事業を通じて失業者を社員として雇い、希望する職種に就けるように研修まで請け負う。(羽生 のり子=パリ)

フランスには衣料のリサイクル店が多い。中でも全国的に広がっているのが「エマウス」グループに属する店だ。エマウスは社会運動家として知られたカトリックの司祭・故アベ・ピエールが、社会から疎外された人々が貧困から脱出し、社会復帰できるようにと始めた運動だ。その後NGOになり、世界中に広がった。

エマウスの活動は、「仕事も生活も一緒の共同体の運営」「住居の提供」「就職が困難な失業者の雇用」の3分野だ。ル・ルレ社は3番目の分野を担う一企業で、フランスには衣料のリサイクル店が多い。中でも全国的に広がっているのが「エマウス」グループに属する店だ。1984年に創業した。社員が経営に参加する「参加型組合企業(SCOP)」と呼ばれる株式会社だ。

ル・ルレ社は、7千以上の自治体に回収ボックスを設置している。全国に30の支部があり、それぞれが店舗と作業場を持っている。2017年の売り上げは135万ユーロ(約1億7千万円)、社員は2700人。フランスに70以上の直営店がある。



※この続きは、オルタナ56号(全国書店で発売中)掲載の特集「SDGsビジネス戦略:アウトサイドインは昭和と海外に学べ」でご覧ください。
http://www.alterna.co.jp/26338

最終更新:5/31(金) 22:26
オルタナ

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