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ステルス戦闘機「F-35」の技術のおかげで、「ベル V-280」に乗るパイロットの視界は360度になる

6/1(土) 22:20配信

エスクァイア

戦闘機「F-35」のテクノロジーは他の航空機に大きな貢献をしています。テイルト・ローター機「ベルV-280 バロー」のパイロットの視界は間もなく360度になるそうです。このヘリコプターには、「F-35」で開発された全方位カメラシステムが装備されるからなのです。

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 新型のテイルト・ローター機「ベルV-280 バロー」は、パイロットや乗組員たちが機体の周囲360度の視野すべてを「可視」することが可能になるように設計された、ネットワークカメラを使用して試験飛行中です。

「PDAS(Pilotage Distributed Aperture System)」と呼ばれるパイロットを支援するセンサシステムは、「F-35」で採用されているものと同様のシステムに基づいています。その結果、パイロットにとっては状況認識が高められ、乗組員たちにとってはどのような状況下で飛行しているのか正確に把握することが可能になるのです。

 米軍事専門紙「ディフェンスニュース」によると、PDASは「ベルV-280 バロー」の機体に6基のビデオカメラを配置しています。2基は正面、2基は背面、1基は上部、残りの1基は下部となります。このおかげで、「V-280」のパイロットは、正面だけでなく、特に機体の後方、真上や真下といったコックピットの中からは可視できなかった箇所も含め全周囲を見ることが可能になるのです。ヘリコプターのパイロットにとっていままでに例のない視界が生まれたのです。

「F-35」のもつDASシステム(電子光学分散開口システム)は赤外線カメラを使用し、配置されたすべてのカメラからの映像をつなぎ合わせて機体周辺の全方位のシームレスな全方位ビューを作成しています。これには、味方機と敵機両方の勢力に関するデータが重ねて表示されます。このシステムは軽量なので、(双発エンジン搭載の中型多目的軍用ヘリコプターである)「UH-60 ブラックホーク」系列機など既存のヘリコプターにも搭載することが可能です。

 その両方のシステムを開発しているロッキード・マーティン社は、PDASはパイロットのミサイル警告能力を改善するものだと述べています。

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最終更新:6/1(土) 22:20
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