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年収1500万円のケチ夫に愛人ができて別居、婚費をもらえず生活に窮する妻の苦悩(上)

6/1(土) 6:10配信

オトナンサー

病気の息子のために増額を望むも…

 ところで、里奈さんの夫はどのような人物なのでしょうか。1浪して医学部に入学し、卒業後は母校の大学病院に就職して年収は1500万円。毎月の手取り額は60万円超なので、わざわざ妻に圧力をかけて家計を締めさせ、お金を浮かさなくてもよさそうですが…。

 いよいよ、里奈さんが我慢の限界を迎えようとしていた矢先、束縛生活は思わぬ形で終わりを告げたのです。どうやら、夫は勤務先の同僚である看護助手の女と付き合い始め、女の家に入りびたり、自宅へ全く戻らなくなったのです。結果的に、里奈さんはようやく恐怖の対象である夫の存在から解放されたのですが、安堵(あんど)の時間もつかの間。今度は、お金の問題が降りかかってきたのです。

「(毎月)30万円はないと足りないのに、向こうで好き勝手やっているみたいで…」

 夫は里奈さんにクレジット式の家族カードを使わせる形で生活費を渡していたのですが、クレジット限度額は30万円。しかし、夫の利用額が20万円を超える月もあり、里奈さんが自由になる金額は10万円に満たないこともあったのです。

「息子(12歳)は重度のアトピー性皮膚炎があり、診療や治療、食事面でも特別な配慮が必要で出費もかさむため、少しでも増額してほしいんですが…」

 里奈さんは涙ながらに訴えますが、息子さんの学費として毎月20万円(私立の一貫校の寮に入っているため)、住宅ローンとして毎月13万円、自宅の水道光熱費として5万円、インターネット代として毎月3万円は夫の口座から引き落とされているので、「ほんまによく言うわ! 通帳から落ちている分があるから無理やろが!!」と夫は首を縦に振らなかったそう。元々、アトピー持ちなのは夫ではなく里奈さんなので、夫が「俺には関係がない!」と責任を転嫁してきても里奈さんは何も言えなかったそう。

 夫は、毎月20万円を何に使っていたのでしょうか。恐らく、女の気を引くためのプレゼント代、愛し合うためのホテル代、そして、飲酒中に移動するための交通費なのでしょう。「彼女のためなら」と大盤振る舞いを続けている最中、里奈さんが「息子のために!」と連呼したところで夫は何食わぬ顔でこう言うはず。「ないものはない!」。なぜなら、夫は「なぜ、お金がないのか」に気付いていないなのだから。このように考えると、婚費を増額したいのなら、女を詰問し、不倫を解消させ、出費を停止することが先決です。そうすれば、浮いた不倫デート代を婚費に回してもらうことができるかもしれません。

「私が(息子を)育てていくんだから、けちをつけないでほしいです。現在の状況は夫のわがまま。こんなこと(不倫)がなければできた生活と同レベルの生活を保証すべきじゃないですか」

 里奈さんは正論を重ねますが、仮に夫が「嫁に見つかったから」という理由で別れを切り出し、女の家から追い出され、行き先に窮したとして…本当に妻子のところへ帰ろうとするでしょうか。「どの面下げて戻っていいか分からない」と気まずい気持ちが先立てば、実家に戻ったり、ワンルームを借りたりする可能性が高く、また、自尊心や社会的地位、収入の高さを考えると、里奈さんに頭を下げたくないはず。

 里奈さんは夫という存在を失い、父親不在の子育てを余儀なくされることが予想されるのですが、夫は「衣食住を共にする」という父親の役割すら果たそうとしないのだから、せめてお金は出すべきでしょう。里奈さんの切なる願いが、守銭奴の夫の心に届くことを祈るばかりです。

※「下」に続く

露木行政書士事務所代表 露木幸彦

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最終更新:6/2(日) 6:27
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