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獣医さんが薦める、ペットの終活に関する3つの提案

6/3(月) 11:01配信

サライ.jp

取材・文/柿川鮎子
人もペットも高齢化が進んで、介護関連の準備や、いわゆる終活などが話題になってきました。今回はペットの終活に関して、今からできる快適なペットとの暮らしの準備を、ひびき動物病院院長岡田響先生と一緒に考えてみました。まずは病院で実際にあったケースです。

■検査で早期発見できたランちゃんのケース

「この子も年をとってきたからなあ」と、ご家族はなんとなくうっすらとこの子の老化を感じてはいます。今年の春の健康検査で検査に異常値が出てしまった13歳のランちゃんです。

飼主さんは高齢化対策にもきちんと向き合わないといけないなと思ってはいますが、元気があって、普段の生活には変化がないので、そのまま様子をみていました。しかし、今年は先生が、「一度詳しく見てみましょう」と提案してきて、画像検査と心電図の検査をすることになりました。

ランちゃんの飼主さんは毎年、フィラリア検査のときに血液検査でわかる健康検査を一緒に受けていました。数年前からコレステロール値が高いことがわかり、脂肪の多い食事を避け、健康維持のための低脂肪フードを中心に与えていました。それなのに、今年の血液検査の結果で、別項目でも異常値が出たのです。

先生の薦めで詳しい検査をしたところ、「心臓病の所見がみられる」という診断結果となりました。家族同然のランちゃんに病気が見つかり、飼主さんは心配されていましたが、加齢による身体の変化を知ることができました。お父さんが来てくれて、今後の対策をきちんと聞いて帰ったそうです。そのまま放置していたらひどくなってランちゃんが突然苦しくなったり、知らないうちにバッタリ亡くなるようなことが訪れていたかもしれないそうですが、そうならないように準備することができました。

岡田先生は「ペットの老いや終活なんて意識もしないですよね?何もなければ直前になってやっと意識するのかもしれませんし、あとどのくらいで死んでしまうなんて、考えたくもないと思います。検査をして今の状態を知れば、ランちゃんのケースの様に、その後のペットと家族の生活が変わるかもしれません。それが終活にもつながるのではないでしょうか」と言います。今回は獣医師の観点から、特に健康管理の観点から3つのポイントについて解説します。

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最終更新:6/3(月) 11:52
サライ.jp

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