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海外流出が止まらない! アメリカで90年代の国産スポーツカーが人気のワケ

6/3(月) 18:50配信

Auto Messe Web

スープラやRX-7などに熱視線が注がれる

 自動車大国のアメリカでは、90年代の日本車が大人気となっている。生産から25年が経過した車両であれば大掛かりな検査をしなくても合法的にアメリカで乗ることができるという、いわゆる「25年ルール」によるものが大きい。

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 また、アメリカでも「他人と違うクルマに乗りたい」と考えるマニアはいるようで、ミニバンや軽自動車など、日本専売だった車種なども海を渡って余生を送っているようだ。しかし、やはり人気なのはスポーツカーで、アメリカでは正規で販売されなかったスカイラインをはじめ、アメリカでは日本よりも早く販売終了となったスープラ、RX-7、シルビアなど、より高年式&ハイスペックを求めて多くのユーザーが探している。

 これほどに日本車のスポーツカーに熱視線が集まるのは、インターネットの普及ももちろんだが、プレイステーション用ゲームソフト“グランツーリスモ“の影響が大きい。当然、日本発のゲームであるため、登場する車種も日本車が多かった。海外向けのグランツーリスモシリーズも基本的には日本向けのものと同様のカーラインナップとなっており(一部の車種では追加や差し替えがあったが)、日本製のスポーツカーの存在と速さを海外のゲームファンの知るところとなったというワケなのである。

 他にも日本のアフターパーツメーカーが海外にも拠点や代理店を持つようになり、日本車用のチューニングパーツが手軽に入手できるようになったことも日本製スポーツカーの人気に拍車をかけている。中には日本専売車種にも関わらず、海外のアフターパーツメーカーが開発したチューニングパーツが存在しているほどで、今後は逆輸入される日も遠くないかもしれない。

 このように、日本車が海外で人気というのは日本人としては誇らしい反面、日本国内での中古車相場の上昇や程度の良い個体の海外流出など手放しで喜べないところもある。しかし、その車種を愛する輪が世界中に広がることで、多くのパーツなどが活発に流通。結果的に長く維持しやすくなる可能性もあるので、複雑な心境というのが正直なところである。

小鮒康一

最終更新:6/3(月) 18:50
Auto Messe Web

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