ここから本文です

パ・リーグ有利の歴史が続く交流戦

6/4(火) 15:59配信

週刊ベースボールONLINE

 2005年から始まったセ・パ交流戦だが、通算ではセ・リーグの920勝に対し、パ・リーグは1040勝(引き分け56)と、パが圧倒している。しかもセの勝ち越しは09年だけ。優勝(勝率1位表彰)も12、14年の巨人、18年のヤクルトと3回で、チーム別の勝率でセの勝ち越しは、.520の巨人1球団、続く中日は5割ちょうどで残り4球団は負け越しとなっている。18年も1位のヤクルト以外、すべて負け越しだった。

 要因としては、DH制もあって投手と打者が力対力の勝負となる傾向が強いパのほうが、データを重視し、探り合いになりやすいセより短期決戦では有利とも言われてきた。しかし、もはやスタートから15年目、しかも年々“パ高セ低”の傾向が強まっているとなると、セの選手育成面も含めたチーム戦略に、だらしなさを感じずにはいられない。

 18試合のみとはいえ、過去15年のDeNAのように、交流戦をきっかけに失速したチームや、逆に16、17年の広島のように、自チームが貯金をつくったのに対し、他チームが借金を増やし、独走態勢に入った例もある。ここをいかに戦い抜くかは、特にセでは大きなポイントだ。

 一方、パではソフトバンクが交流戦を得意にし、過去の勝率も.627とズバ抜けている。勝率1位が14回中なんと7回。15年からの3年連続勝率1位もあった。今年もまた、“貯金づくり”シリーズになるのだろうか。

 今季交流戦で、セの注目は前年1位のヤクルトだろう。16連敗のあとでと思うかもしれないが、昨年も交流戦前は最下位だった。青木宣親、坂口智隆ら交流戦を得意とする打者も多い。ただ、昨年がそうだったが、セで唯一、最下位だったヤクルトが走り、ほかはすべて負け越し。パ球団が広島を止めていたのに、差を縮めることができなかった。

 混戦のパでは、ケガ人の多いソフトバンクよりは、勢いに乗る楽天、さらに交流戦に強いロッテ、オリックスに注目だ。交流戦をきっかけに(セをカモにすることで)、さらなる混戦に突入する可能性もある。

写真=BBM

週刊ベースボール

最終更新:6/17(月) 12:01
週刊ベースボールONLINE

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事