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25種の外来オウムが米国で野生化していた、でも実は朗報?

6/4(火) 7:10配信

ナショナル ジオグラフィック日本版

23州で繁殖を確認、オウム受難の時代の朗報か、最新研究

 米国シカゴやニューヨークの冬は、寒くて厳しい。とても快適とは思えないこの土地にも、オキナインコは暮らしている。明るい緑色をした南米原産の鳥だ。

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 オキナインコのように米国でペットから野生化し、繁殖しているオウム・インコ類は25種に上り、少なくとも1種が繁殖している州は23州を数えることが、新たな研究で判明した。論文が、4月9日付けの学術誌「Journal of Ornithology」に発表された。

 米国で野生化している外来オウムのほとんどは、カリフォルニア州やテキサス州、フロリダ州といった温暖な地域のみに生息している。だが、オキナインコは、気温が低くてもエサが凍りついても苦にならないようだ。

「オキナインコは巣をつくり、季節ごとに食事を大きく変えることができます。寒冷な気候に適応する能力をもともと備えていたのだと思います」と何十年も鳥の研究をしてきた米シカゴ大学の生態学者スティーブン・プルエット=ジョーンズ氏は話す。「1年を通して毎晩巣に帰ってくるため、オキナインコにとって巣はまさに家のようなものです。また、冬の間の食事は、各家庭のバードフィーダーに置かれたエサへと完全に変わります」

 プルエット=ジョーンズ氏は、米コーネル大学のジェニファー・ユーリング氏、米ミシガン大学のジェイソン・タラント氏とともに今回の論文を執筆した。それによると、1950年代から60年代にかけて米国にペットとして輸入されたオウムやインコ190種のうち56種が、43州で野生の状態で見つかっているという。このうちの25種は、繁殖個体群を確立している。

 研究には、2つの野鳥目撃情報データベースを利用した。全米オーデュボン協会が毎年行っている野鳥の個体数調査クリスマス・バード・カウントと、野鳥観察者が見た鳥を登録できる米コーネル大学鳥類学研究所のオンライン・データベースeBirdだ。これにより、どの種が野生に生息しているかだけでなく、繁殖し安定した個体群を形成している種も調べることができた。最もよく見られる種トップ3は、オキナインコ、メキシコアカボウシインコ、クロガミインコだった。

 プルエット=ジョーンズ氏によると、このように非原産地で繁殖している集団は、種を存続するうえで極めて重要という。例えば、絶滅の危機に瀕するメキシコアカボウシインコの生息数は、今では原産地であるメキシコよりもカリフォルニア州の方が多い。メキシコでは、ペット取引のための捕獲や、行きすぎた森林伐採、農地の開拓といった脅威にさらされている。

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