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ANAサービス向上の秘策は“茶道”!? 全日空の新トレーニングセンター「ANA Blue Base」を体感!

6/4(火) 20:35配信

GQ JAPAN

全日空(以下、ANA)の新トレーニングセンター「ANA Blue Base」の運用が開始された。はたしてどんな施設なのか? 漫画家・コラムニストの辛酸なめ子がレポートする。

【写真を見る】最新鋭のフライトシミュレーターも!

2020年6月には一般公開もスタート予定

ふだん見ることができない全日空の総合訓練施設「ANA Blue Base」の内覧会がおこなわれました。

安全性を高めるための訓練をおこなう施設に、コワーキングスペースなども設けられている広大な空間で、建物面積6万500平米。ここからイノベーションが創出されていくとのことです。2020年6月の全面運用に向けて施設をさらに充実させ、一般公開される計画があるそうで楽しみです。

建物の平面図を見ると飛行機のような縦長だったり、床に滑走路のような模様があったりと、ところどころ飛行機の高揚感が高まる演出が。内覧会では「整備訓練」「茶室訓練」「フライトシミュレーター」の3カ所を見学できました。

まずは「整備訓練」から。飛行機のエンジンと主脚が置かれている広いスペースで、新人整備士が基礎訓練を受けている様子を見学。

エンジン萌えの人にはたまらない複雑な管や配線が巨大なエンジンに取り付けられています。システムを作動させる作動油や潤滑油が流れるチュープなど、素人には何がどの線かまったくわからないですが、整備士の方々はちゃんと把握して着実に作業していているようでした。

リーダー的な人が「次やることを考えないと。立っているだけじゃなくて自分のいる意味を探して」と、新人さんに声をかけていました。きっと現場では時間との戦いなのでしょう。緊迫感が伝わってきます。

茶道を訓練に導入!

別の緊張感が漂っていたのが「茶室訓練」です。まず「茶室訓練」という単語が字面的にも新鮮で、茶室からの脱出ゲーム的なことをするのかと思ってしまいました。

しかしそんなアトラクションではなく、静かにおもてなしの心を学ぶ施設でした。畳の茶室「和協庵」で、お茶の心得がある客室乗務員が“お茶サポーター”として参加し、インストラクターと共にお茶の所作をデモンストレーション。

客室乗務員はふたり1組となって、お互いのことを思って茶器やマットを選び、おもてなしの真髄を学びます。

CAさんたちが「クラシックな中にも華がある方なので、この茶器を選びました」「こちらのことを考えて選んでくださってうれしいです」と、ホメ合う美しいシーンが繰り広げられました。

欄間にはさり気なく飛行機が彫られ、正座が苦手な人でも座れる堀床など、細部に心遣いがある茶室です。もしかしてCAさんは美脚を保つため正座しない派なのでしょうか……。

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最終更新:6/4(火) 20:58
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