ここから本文です

玉森裕太が主演映画で見せた、“醜いほど美しい恋”にファン悶絶

6/4(火) 15:48配信

女子SPA!

<ジャニヲタ歴20年・みきーるのJ-ウォッチ>

 映画『パラレルワールド・ラブストーリー』の見どころのひとつは、間違いなく玉森裕太さんが見せる“恋の醜さ”にあると思います。美しい男があらわにする恋の醜さは、なんとそそるのでしょうか。

 本作で玉森さんは、ある日突然2つの世界に迷い込んでしまった青年・崇史を演じています。一方の世界では、愛する女性・麻由子(吉岡里帆さん)と自分が恋人同士。しかし、もう一方の世界では、彼女は自分の親友・智彦(染谷将太さん)の恋人になっていて……。一体どちらが真実なのか? 謎を追いかけながら、物語は進みます。

 私が本作を観たとき、隣にいた玉森さんファンの女性たちは、しんみりと「なんかつらい……」と漏らしていました。

恋に翻弄される男を好演

 崇史(玉森さん)は、恋は早い者勝ちと考えていて、先にエンゲージを交わせば、先に関係を結んでしまえば……と、幼稚で滑稽で、でも本当に恋してしまったらみんなこうなるよな、ということをします。

 自分の恋を“成就”させたくて、大切な親友をも出し抜こうとする。そんな醜い行為にさえ駆り立てるのが恋というもので、恋の生々しさに翻弄される男の姿を、玉森さんは見事に演じているのです。

 少年のようなあどけなさを残す玉森さんが、愛する女性を組しいて、力ずくで思いを遂げようとするさまは、なんとも生々しくて、彼を“好き”なほど見ていて切なくなるかもしれません。

玉森の雄の顔にドキッ

 虚構と現実の間をさまよう役を通し、生身の男のずるさや嫉妬をあぶり出してみせた玉森さん。そのさまが“本物”だったからこそ、見る人は「本気で取り乱すような恋をしたら、彼はこんな顔するのかも」と思って、胸をしめつけられたのではないでしょうか。

 ツヤツヤ、キラキラしておらず、アンニュイでザラついた印象の映像は、不確かのかたまりである恋愛の正体を晒すよう。そんななかにあって、何が真実なのか? 遠のく像を捉えようともがく玉森さんは、痛ましくもとても美しいのです。

 もし、「つらい……」とつぶやいてしまったとしても。

 ほどなく、彼が拓いた新境地に溺れている自分に、気がつくのではないかと思います。

<文/みきーる イラスト/二平瑞樹>

女子SPA!

最終更新:6/4(火) 16:53
女子SPA!

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事