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三菱デリカD:5は“顔”より“中身”!? 公道試乗でわかった走りの魅力とは?

6/5(水) 21:13配信

GQ JAPAN

デザインの良し悪しはとりあえず気にせず……

三菱「デリカD:5」に試乗するのはこれが3度目だ。

最初に乗ったのは市販前のプロトタイプ。クローズドコースでびゅんびゅん飛ばし、オフロードコースで泥んこになった。このときは、強靱な足まわりと洗練されたパワートレーンを搭載した“飛ばせるミニバン”であることと、本格的な四駆システムを備えているのを確認した。

2度目の試乗は真冬の北海道の特設雪上コース。スキーのモーグル競技のようなコブの連続や、路面μの低い急斜面の登坂で、ミニバン離れした悪路走破性能に舌を巻いた。

すると、自分のなかであまり認めたくない変化が起こった。「電気シェーバー」と揶揄されるフロントマスクがイヤでイヤで仕方なかったのに、嫌悪感が薄らいできたのだ。

押し出しが強いのは間違いないけれど、オラオラ系の“ヤンキー顔”とはちょっと違って、頼りがいのある超合金ロボ、“マジンガーZ顔”だと思えてきた。

3度目の正直!?

こうして迎えた3度目の試乗は一般道での使い勝手を試すもの。スタートして真っ先に感じたのは、2.2リッター直列4気筒ディーゼルターボの扱いやすさだ。

まず、アイドル回転付近からみっちりとしたトルクを発生するから、赤信号からのゼロ発進が実にスムーズ。市街地走行では、わずかにアクセルペダルを踏み増し、ほんの少しだけ戻す操作が連続するけれど、そうした微妙な操作が正確に反映される。

ついアクセル全開にしてしまうクローズドコースではわからなかったマナーの良さだ。アイシンAW製の8ATとのコンビネーションもしっかりと練られていて、変速がシームレスにおこなわれるのもディーゼルへの好印象につながる。

外で聞くとガラガラとしたディーゼル特有のノイズが耳に入るのに運転席ではディーゼルであることがわからないくらいに静かだから、遮音、防音対策がしっかりとなされているのだろう。

クローズドコースではわからなかった点がもうひとつあって、それはタウンスピードでの乗り心地が良好だったことだ。

人間の身体にたとえれば、障害物を乗り越えるときに膝が柔軟に伸び縮みしている印象で、路面からのショックを上手に逃がしている。膝を曲げて衝撃を和らげたあとは、膝の周囲の筋肉がビシッと引き締めて揺れを抑え、安定した姿勢を取り戻す。

そういえばオフロードコースでも雪上特設コースでも、大きな凸凹を乗り越えるときにサスペンションが大きく伸びて、タイヤが執拗に路面を捉え続けたことに感心したけれど、市街地でも懐の深さを感じさせる足まわりだった。

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最終更新:6/5(水) 21:13
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