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山田三郎、神宮寺寂雷、有栖川帝統……ヒプノシスマイク、各キャラクターのラップスタイルに注目

6/5(水) 14:03配信

リアルサウンド

 2017年にスタートした男性声優12人によるラッププロジェクト『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』。4月に発売された1stフルアルバム『Enter the Hypnosis Microphone』は初週14万枚以上を売り上げ、オリコン週間アルバムランキングで初登場2位を獲得。さらに2018年12月には『少年マガジンエッジ』『月刊少年シリウス』『月刊コミックZERO-SUM』の3誌でコミカライズがスタート。今年中にはアプリゲーム化も予定されており、音楽を原作としたメディアミックスも本格化してきている。

 このように爆発的な人気を集めているヒプノシスマイクだが、人気の理由として“声優とラップの組み合わせ”“個性豊かなキャラクター”“楽曲のクオリティー”などが挙げられる。特に声を扱うプロである声優と言葉を巧みに操るラップという音楽は、ありそうでなかった斬新な組み合わせで非常に相性がよかったと言える。実際に楽曲では声優たちが演じるキャラクターに合わせて、声の高いラップや低いラップ、早口なラップや喋りっぽいラップなど様々なラップスタイルを披露している。

 そこで本稿ではヒプノシスマイクの各ディビジョンから1名ずつキャラクターをピックアップして、声優たちのラップスタイルの特徴を見ていきたい。


・あどけなさが残る声とフリーキーなフロウの山田三郎(Buster Bros!!!)

 山田三郎はイケブクロ・ディビジョンの山田家三兄弟の末っ子で、不良だった兄たちとは違い何でもそつなくこなす天才肌。人当たりはいいがひん曲がった性格で、自分より下だと思った人間には小馬鹿にしたような態度をとるので、友達は少ないというキャラクター設定である。

 ヒプノシスマイクのキャラクターの中では最年少(14歳)ということもあり、山田三郎役の天崎滉平のラップスタイルはあどけない少年のような高い声と早口でフリーキーなフロウが特徴だ。あえてところどころリズムを外してグルーヴ感を生み出すフロウはラップのスキルを感じさせる。

 またリリックもどこか世の中を冷めた目で見て人を小馬鹿にしたような内容なので、小悪魔的な山田三郎というキャラクターを見事に表現していると言えるだろう。


・ドスの効いた低音ラップの毒島メイソン理鶯(MAD TRIGGER CREW)

 ヨコハマ・ディビジョンの毒島メイソン理鶯は、父がアメリカ人・母が日本人のハーフで元海軍の一等軍曹。元軍人らしく、隙を見せず敵に対しては容赦しないが、普段は穏やかで人に尽くすことが好きで、料理の腕は「一応」プロ級。

 ハーフの元軍人で隙を見せないというキャラクターのため、191cmの長身から放たれるドスの効いた低音ボイスと固く韻を踏んでいくフロウが特徴的だ。毒島メイソン理鶯を演じる神尾晋一郎があえて抑揚をつけない低音ラップをすることで、毒島メイソン理鶯の独特なキャラクターが引き立っている。もしスタイルが似ているラッパーをあげるとしたら、先日約7年ぶりの再始動を発表したNITRO MICROPHONE UNDERGROUNDのXBSに近いだろう。

 わりと高音でスムーズなラップをするキャラクターが多いヒプノシスマイクの中でも、低音でざらついたラップをする毒島メイソン理鶯は非常に特徴的なキャラクターのひとりである。

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最終更新:6/5(水) 14:03
リアルサウンド

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