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大自然が生み出す奇跡の絶景「八幡平ドラゴンアイ」が見頃に

6/6(木) 11:12配信

旅行読売

 秋田県と岩手県にまたがる八幡平(はちまんたい)の頂上付近で、雪と氷が織りなす奇跡の絶景「八幡平ドラゴンアイ」が見頃となっている。この場所は本来、円形の鏡沼だが、冬の間は一面の雪原となっている。春の訪れとともに、円環のような形の水面が現れる。そして6月4日には、中央に残った円形の雪原の真ん中に「瞳孔」のようにも見える陥没が出現した。
 この大自然が生み出す絶景は、その大きさから、伝説上の巨大な生物である龍の眼になぞらえて「ドラゴンアイ」と呼ばれている。沼の水面は「鏡沼」の名の通り、空の青や周囲の樹木を鏡のように映し出し、神秘的な色彩となる。
 「八幡平ドラゴンアイ」は、さらに雪どけが進むと、亀裂が生じて崩壊していくため、見頃の日数は限られ、「幻の絶景」とも言われている。

 秋田県鹿角市八幡平にある八幡平ビジターセンター(電話0186・31・2714)展示室では、6月20日まで、ビジターセンターのスタッフが撮影した写真や解説パネルによる「八幡平ドラゴンアイ展」(入場無料)を開催している。展示から、なぜ眼のような形になるかが、立体的に理解できる。
 春が来ると、沼の周囲から大量の雪どけ水が流れ込み、やがて沼の中央部に残った雪が浮き上がった状態になる。さらに暖かくなると、その雪の塊の中心部がとけはじめ、瞳孔のように見える。この「瞳」が出現する「開眼」の時期は例年5月下旬から6月上旬ごろ。気象条件によって前後することがある。

 「八幡平ドラゴンアイ」の美しさは、口コミやソーシャルメディアを通じて海外にも広がり、アジア圏や欧米からの観光客も増えている。「八幡平ドラゴンアイ」は、一般社団法人クールジャパン協議会が主催する「COOL JAPAN AWARD 2019」の受賞53作品に入り、5月27日に、京都で表彰式が行われた。「八幡平ドラゴンアイ」は、十和田八幡平国立公園内に出現することから、「National Park部門」での受賞となった。
 「八幡平ドラゴンアイ」を見に行く途中では、この時期、ミネザクラが咲いているのも観察できる。

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最終更新:6/6(木) 17:54
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