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ドラクエ新作『ドラゴンクエストウォーク』、海外では『ポケモンGO』と比較した辛口な意見も

6/6(木) 7:02配信

リアルサウンド

 スクウェア・エニックスは6月3日、東京都内で『ドラゴンクエスト』(以下、ドラクエ)新作発表会を行い、スマホゲーム『Dragon Quest Walk』(ドラゴンクエストウォーク、以下『ドラクエウォーク』)を2019年内にリリースすることを発表した。

 プレイは基本的に無料だが、アイテムの課金があるという。6月11日からiOSとAndroidユーザーを対象としたベータ版体験会も行われる。

■『ドラゴンクエスト』のスマホ向け位置ゲーム
 このゲームは、『ドラクエ』の世界と化した現実世界を主人公となって歩き回り、冒険するRPGで、町の人の話を聞きながらクエストを進め、モンスターを倒し、装備を整え、新たな敵に挑んでいくというもの。

 開発には、『白猫プロジェクト』などを手がけ、スマホ向けの位置ゲームに強いコロプラ社が携わった。着想は、丁度『ポケモンGO』が世界的に流行していた3年前。ドラゴンクエストの位置ゲームが製作できないかと、『ドラゴンクエスト』の生みの親である堀井雄二氏氏等、関係者が集まり話し合いが行われた。会見で堀井氏は「あの時、『ポケモンGO』も流行ったし、ドラゴンクエストとかけ算したら、いろんなことが出来るんじゃないか」と経緯を明かした。

 そんな経緯で生まれた『ドラクエウォーク』について、海外の反応はどうなのだろうか。テクノロジーメディアのEngadgetは「ポケモンGOに対するスクウェア・エニックスの答えが『ドラゴンクエストウォーク』だ」(Square Enix's answer to 'Pokemon Go' is 'Dragon Quest Walk')とする記事を掲載した。同記事内では「発表は日本に対してのみで、海外のプレイヤーは待たされることになる。過去には『ドラゴンクエスト』のゲームが国際的にプレイ可能だったが、来たる冒険ゲームのローカライゼーションには、課題がある。しかし、日本での反応は総じてポジティブなもの」と続けた。

 たしかに、ゲームの発表に伴い、スクウェア・エニックスの株価は5%以上上昇、コロプラの株価は、一時ストップ高まで上がるなど、株式市場も概ね前向きな反応をみせている。

■海外からは「『ポケモンGO』のクローン」と辛口の声も
 一方、米国ゲームメディアのGamespotは、「『ドラゴンクエストウォーク』は現状、日本向けの発表しかないが、国際市場向けの計画を『E3』におけるスクウェア・エニックスの記者会見で耳にすることが出来るかもしれない」と報じた。しかし、スクウェア・エニックスは『ドラゴンクエストウォーク』の展開について、現状は日本国内のみを想定しているようだ。

 Gamespotは同記事で、ゲーム業界アナリストのセルカン・トート博士からのコメントも紹介。そこでは「『ドラゴンクエストウォーク』は、恥知らずで厚かましく、ナイアンティックの『ポケモンGO』のクローンだ」と一刀両断する厳しい意見もみられた。

 2013年にスタートした『Ingress』から、同ゲームを開発したナイアンティック社を迎えて2016年に制作された『ポケモンGO』の爆発的ヒットを経て、位置情報ゲームは世間の興味関心が大きく集まるジャンルの一つとなった。このあとも、WB Gamesがナイアンティック社とともに制作した、ハリー・ポッターのAR冒険ゲーム『Harry Potter: Wizards Unite(ハリー・ポッター:魔法同盟)』、人気タイトル『マインクラフト』のAR版『Minecraft Earth』もリリースを控えている。

■『ポケモン』は既に一手先、追いかける形の『ドラクエ』
 先日の記事にもあるように、ポケモン社はスクウェア・エニックス発表会の僅か5日前である5月29日に、『ポケモンGO』の後続ゲームとなる『ポケモンSleeP』を発表。「運動」を超えて、「睡眠」をエンターテイメント化するという一手先を行っている。

 そんななかで発表された『ドラゴンクエストウォーク』は、この流れに乗ってヒット作となり、次の展開でポケモン越えを果たすのか。今後のスクエニとドラクエの展開に期待したい。

Nagata Tombo

最終更新:6/6(木) 10:18
リアルサウンド

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