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40代でクビになったら…再就職のツラすぎる現実

6/6(木) 15:55配信

週刊SPA!

 人生も中間折り返し地点となり、あとは老後に向けてもうひと踏ん張り……というところで、これまで築き上げてきた資産が強制消去。若い頃のように無理も利かないなか、突然に訪れた悪夢にどう対処すればいいのか。さまざまな実例と類型から考察した。

SNS発言でクビ。再就職できず資産は減少中

貯金500万円→年200万円ずつ減少中

 大手開発メーカーの研究開発部門に従事し忙しい日々を送っていた松本幸次さん(仮名・44歳・独身)は、ある日突然会社の上層部に呼び出された。「これ、君の投稿だよね」と見せられたのは、松本さんが日々の愚痴や会社のボヤキを投稿するためにつくっていたフェイスブックの裏アカウントで、そこには、開発中の商品画像も大量に載せていたのだった。

「企業秘密に匹敵する情報も、知り合いとはいえ外部にすべて開示してたんだから当然ですよね。自分では、軽い日記のつもりだったんですが……」

 松本さんは不用意に会社に不利益を与える投稿をしてしまったことを認め、謝罪と再発防止と、悪意がなかった点などを訴えたが、会社側には全く聞き入れてもらえず、懲戒解雇されてしまった。

「上司とはSNSで繫がっていなかったはず。今考えると同僚のタレコミだったと思うんですよね。同僚とも迂闊に繋がるのはリスクが高かったってことですね」

 そう吐き捨てる松本さんの心を、さらに荒廃させたのは再就職面接。

「同業種は横の繋がりが深すぎて情報が行き渡っていると思い、全く馴染みのない業種に挑んだところ、年下の面接官からダメ出しと不採用のオンパレードを食らい、心が折れました」

追い打ちをかけた不採用メール

 追い打ちをかけたのは、某IT企業の、20代の面接官から来た不採用メール。下まで続いている様子だったのでスクロールすると、そこには、不採用理由として松本さんのダメな点が2000文字以上にもわたり記されていたのだった。内部資料をミスしてメールに張り付けたまま送ってきたのだ。

「猛抗議はしましたけど、もう泣きっ面に蜂ですよ」

 中年であるだけで、就職市場はかくも冷たいという日本社会の現状を突き付けられた。

 それ以来、全く再就職先を探す気にもなれず、減りゆく貯蓄残高を眺める毎日。500万円ほどあった貯金は、半年で100万円も減り、ゼロになるのは時間の問題だ。

<専門家はこう見る>

ファイナンシャルプランナー藤川太氏……この期に及んで「年下の面接官」なんて年齢にこだわっている時点でダメ

レンタルCFO鈴木吾朗氏……懲戒解雇でも一定の要件を満たしていれば失業保険は受給できる。粘りましょう

弁護士 川口洸太朗氏……発信者情報開示請求など法的手続きによって責任追及されるリスクを念頭に

【藤川太氏】
ファイナンシャルプランナー。自動車メーカー勤務を経て、FPに。「家計の見直し相談センター」にて2万世帯を超える家計の見直しを行う。近著に『退職家計やりくりノート』(きんざい)

【鈴木吾朗氏】
レンタルCFO。複数企業で総額50億円以上の資金を調達した経験がある、資金調達および財務管理のプロ。ベンチャーのスタートアップを支援するリンクスを運営

【川口洸太朗氏】
弁護士。美容クリニック、飲食店、風俗店などまで幅広い案件を手掛ける。再開発に伴う建物や土地の明け渡し交渉など、トラブルの現場にも数多く携わる

― ある日突然[中年で無一文]の地獄 ―

日刊SPA!

最終更新:6/6(木) 15:55
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