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お犬様! 「生類憐みの令」という異常性を感じる発想は、どこから生まれたか?歴史上の人物を四柱推命で鑑定! 第61回~徳川綱吉~

6/7(金) 18:00配信

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■犬を過剰に保護したイメージのある綱吉は、実は人間に対しての温かみも備えていた

  歴史上の人物に迫るには様々なアプローチがあるが、ここでは四柱推命(しちゅうすいめい)という手法を用いて、歴史上の人物がどんな性格であり、なぜ成功したのか(失敗したのか)を読み解く。※四柱推命と用語の説明はページの最後をご覧ください。

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 今回は、徳川幕府第5代将軍、徳川綱吉を四柱推命鑑定する。綱吉については、よくないイメージを持っている人が多いのではないだろうか? 生類憐みの令による極端な犬愛護や、側用人・柳澤吉保を重用した側近政治等の影響で、従来、綱吉に対する評価は低く、暴君として扱われてきた。しかし、歴史的に最近それが見直されつつあるという。一体どんな人物だったのか。四柱推命鑑定結果を見ながら本来の綱吉像を明らかにする

 

 

徳川綱吉(1646-1709)
生年月日:1646年2月23日(正保3年1月8日)

  まずは、命式表の中で、自然界での役割を表す重要な場所、日柱の干支を読み解いていく。

○日柱の干支:「丙辰」(ひのえたつ)

 「丙(ひのえ)」は自然界の物質に表すと太陽、「辰(たつ)」は季節で春を意味することから、「丙辰」は春の太陽と解釈できる。

 春の太陽というと、寒い冬が終わり、少しずつ温かくなり、生きる希望を持たせてくれる。綱吉は、そのように温かみのある優しい人物だったのだろうか。

 生類憐みの令というと、犬を「お犬様」と讃えて極端に愛護したイメージが強い。江戸には、10万から20万頭の犬を保護する御囲があったが、その広さは東京ドームおよそ20個分に及んだ。年間およそ100億円の犬の餌代は、江戸庶民から徴収されていたという。

 この点だけを切り取ると、異常性を感じるが、生類憐みの令は、虫を含む動物全般を愛護しただけでなく、弱い立場の人を守る世界に先駆けた福祉政策だった。当時、町では夫婦の貧しさ等から捨て子が横行していた。

 生類憐みの令では、捨て子をしてはいけない、しかし万が一捨て子があった場合、それは社会の責任として捨てられた地域の者が子どもを養育するようにとの定めがあった。また、病人を見捨てないように、旅人が旅の途中で病気になった場合、宿屋にその保護責任が発生するとした。このように弱い立場の人を守る政策は、この時代、世界的にも例がなく、綱吉は人としての温かみを備えていたと言えるのではないだろうか。

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最終更新:6/7(金) 18:00
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