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村田諒太、課題克服へのカギ握るのは新パートナー ブラントの「弱点を知っている」

6/7(金) 7:23配信

THE ANSWER

WBC8位ルイス・アリアス(米国)が4人目パートナーで来日

 ボクシングの前WBA世界ミドル級王者・村田諒太(帝拳)が6日、都内の所属ジムで練習を公開した。7月12日にエディオンアリーナ大阪で同級王者ロブ・ブラント(米国)と対戦。昨年10月に米ラスベガスで王座を奪われた因縁の相手へのリベンジマッチに向けて調整する中、2日に来日したばかりの新しいスパーリングパートナーがブラントの“弱点伝授”に名乗りを上げた。

【画像】村田にとっては心強い援軍! ブラントのことを知り尽くすアリアスの実際の姿

 村田に有難いパートナーが加わった。2日にWBC同級8位ルイス・アリアス(米国)が4人目のパートナーとして来日。戦績は18勝(9KO)1敗1分けで、唯一の黒星は2017年11月に前IBF世界同級王者ダニエル・ジェイコブス(米国)に喫した判定負け。ここまで村田と2度のスパーリングで計6ラウンドを消化した28歳は「ブラントとアマチュア時代からの知り合いなんだ。戦い方、弱点を知っている。村田選手を助けるために日本に来た。(スパーでは)なるべくブラント選手に近い形でやるつもりだ」とサポートを約束した。

 2012年ロンドン五輪で村田が金メダルを取った時から、村田に注目していたというアリアス。「自分もそれ(村田のレベル)を目指していた」と背中を追う日々もあった。しかし、目標の存在が敗れた10月の第1戦には思うところがあったようだ。

「パワーに頼りすぎている部分があった。作戦というか、もう一つ何かないと厳しい戦いになる」

 ラスベガスのリングでは、村田はブラントの素早い連打を浴び、ポイントを失っていった。体勢が崩れたまま反撃し、拳が空を切った。スピードの差が明らかとなった一戦。悪循環で完敗を喫し、世界王座から陥落した。

 再戦に向けて、ハイテンポでパンチを打ち込み、手数を増やそうとしている。この日はシャドー、縄跳びなどで汗を流し、ミット打ちではサイドにステップを踏んで相手をコーナーに追い詰める動きも見せた。

手数の増えた村田、アリアスは変化に期待

 数日間、実際に帝拳ジムで練習を見守ったアリアスは「パワープラスアルファの力をつけようとしているのが見える。いろんなトレーニングをしているから、うまくいけば今回は勝てるだろう」と主張。「ブラントは村田のパワーを知っている。次はおそらく逃げるだろう。昔からブラントを知っているし、正直そんなにいい選手と思わない。(村田が)ちゃんとやれば勝てるよ」と期待していた。具体的な攻略法などの助言も少しずつ伝えていくようだ。

 新パートナーはブラントと異なるファイタータイプだが、村田は「タイプは全然違う。だけど、初めてやる相手は好き。緊張感があるので。そういう意味では顔を合わせる意味もあるし、全部ブラントに似ていなくても、ショート(パンチ)がうまければ、それに付き合えばいい。(アリアスは)間違いなくショートはうまいですよ。そういう練習にはなっている」。複数のパートナーと拳を合わせ、それぞれとの“付き合い方”を工夫して打倒ブラントを目指している。

 村田が王座を奪った場合、アリアスにとって将来的な村田への挑戦の可能性もゼロではない。「今回、来たのはあくまで村田選手の助けになるためで、将来的に戦うかもしれなくても、これはビジネスなんだ。今は村田を助ける」と語った。今回ばかりは、ビジネスパートナーとして任務を全うする。

THE ANSWER編集部

最終更新:8/3(土) 1:41
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