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19年ヒット家電 黒船シャークがハンディ掃除機制す

6/8(土) 10:12配信

NIKKEI STYLE

雑誌「日経トレンディ」は全12の商品ジャンルを定め、2019年上半期にヒットしたものを選定し「上半期ヒット」とした。そのなかから、「新規性・売れ行き・影響力」という 3つの評価項目に則り「大賞」を決めた。下半期に注目の新商品やサービス、これから売り上げが爆発的に伸びそうなものは「令和ヒット予測」とした。今日は家電・デジタルのジャンルを紹介する。

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2019年上半期の家電市場でひときわ光ったのは、低迷していたハンディ掃除機市場に、米国から新規参入してトップシェアを握った「黒船」のシャークニンジャ。18年9月に発売した「Shark EVOPOWER(シャーク エヴォパワー)」2製品が、テレビCMを全く流さなかったにもかかわらず、約4カ月でメーカー別の販売台数シェアでトップに立った。

■2019年上半期ヒット大賞 「置き場所革命」でCMなしでも売れた本体は500mLペットボトルほどの太さ。充電台も小型化して机の上や本棚の中にも置けるようにし、ほうきやモップのようにさっと取り出して掃除する用途を開拓した。手に吸い付いて落ちないほどの吸引力も特徴だ。

EVOPOWERが捉えたのは、ちょっと食べ物をこぼしたときなどに、手軽に掃除したいというニーズ。同社日本法人のゴードン・トム社長は、「スティック掃除機がコンパクトになったとはいえ、置き場所は部屋の隅に限られる。EVOPOWERの開発では、本体だけでなく充電台のサイズも極限まで小さくし、机の上や棚の中など手が届く場所に置けるように配慮した」と、工夫を語る。「小型の割に吸引力があるので、手に吸い付けてぶら下げる実演をするとよく売れた」(ビックカメラ)と店頭でも話題を呼んだ。

EVOPOWERの登場後、ツインバード工業やパナソニックも細身のハンディ掃除機を投入。シャークニンジャも「近いうちにラインアップを拡充したい」(トム氏)と言い、市場はさらに活性化しそう。サイズとデザインの工夫で、置き場所を広げた着眼点を評価して「大賞」とした。

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最終更新:6/8(土) 12:15
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