ここから本文です

椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症|手術をせずに治すトレーニング法【川口陽海の腰痛改善教室】

6/8(土) 6:01配信

サライ.jp

背骨を支える仕組みと除圧

神経への圧迫はなぜおこるのでしょうか?またどのようにしたら『除圧』ができるのでしょうか?

それには背骨がどのようにして支えられているかを知る必要があります。

背骨(脊椎・脊柱)は、ブロック状の椎骨がたくさんつながり積み重なった構造をしているのはご存知と思います。

椎骨と椎骨の間にはクッションの役割をする椎間板があります。

しかし骨だけでは身体を支えることはできません。まわりの筋肉によって背骨は支えられています。

背骨や身体を直立姿勢で支える役割をする筋肉を総称して『抗重力筋』といいます。

これらの抗重力筋は、主に外側から背骨を支える働きをしますが、もう一つ大事な働きをするのが、内側から背骨を支える腹圧です。

腹圧は、体幹インナーマッスルと言われる腹横筋、骨盤底筋、横隔膜などによってお腹の中に生じる圧力のことです。

お腹の中に風船があるとイメージしてもらうと理解しやすいでしょうか。

体幹インナーマッスルがしっかり働いて腹圧が十分だと、図の左のように背骨は身体の内部から支えられます。

しかし体幹インナーマッスルがうまく働かず腹圧が弱いと、上の図の右のように背骨や椎間板に負荷がかかります。

抗重力筋や腹圧が弱い

背骨や椎間板が十分に支えられず負荷がかかる

ヘルニアや狭窄が生じる

神経が圧迫される

このようなメカニズムで痛みやしびれなどの症状がおこると考えられます。

つまり抗重力筋や腹圧を強くし、背骨や腰を支える力を強くすることが『除圧』になるというわけです。

背骨の『除圧』をするためのトレーニング

背骨の『除圧』をするためのトレーニングとしては

(1)抗重力筋のトレーニング
(2)腹圧を高める体幹インナーマッスルのトレーニング

の2つがあります。

一般的に整形外科などでは、腹筋や背筋などの抗重力筋のトレーニングを指導されることが多いようです。

しかし、腰や脚に痛みがある場合、先に抗重力筋のトレーニングをおこなうとかえって症状が悪化したり、痛みのためにトレーニング自体ができなかったりすることがあります。

そのため腰痛トレーニング研究所では、まず体幹インナーマッスルのトレーニングからおこなっていきます。

体幹インナーマッスルが回復し、腹圧で内側から背骨や腰が支えられるようになってから、段階的に腹筋や背筋などの抗重力筋をトレーニングするという順番でおこなうと、痛みが悪化したりすることなく少しずつ治っていきます。

腰痛トレーニング研究所では、はじめに腹式呼吸を使ってインナーマッスルに力を入れる練習をし、次にインナーマッスルを使いながら手足を動かすトレーニングをおこなっていきます。

腹式呼吸を使ってインナーマッスルに力を入れるトレーニングは、以前の記事でご紹介しましたので、以下の記事をご覧ください。

長引く腰痛や坐骨神経痛を早く治すには?【川口陽海の腰痛改善教室 第3回】

2/3ページ

最終更新:6/8(土) 6:54
サライ.jp

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事