ここから本文です

スタンディングデスクには意味がない?

6/8(土) 12:11配信

WIRED.jp

家での座り方こそ変えるべき

このように、座ることはただでさえ複雑な問題だが、さらに「社会経済的背景」という新しい次元もある。さまざな研究により、社会経済的地位の低さは、テレビを見る頻度の高さと関係していることが示されている。これはつまり、それだけ長く有害な姿勢で座っているということだ。

こうした不均衡は、ラーカーヴェルツの研究でも確認されている。「高い教育を受けた人ほど、絶対的に座っている時間が長いものです。デスクワークに就いている人が多いですから」と、彼は語る。「ところが、テレビを観ながらソファーに座るような有害な座り方は、学歴の低い人々のほうに顕著なのです」

そうだとすれば、公衆衛生に関わるさまざまな機関が、スタンディングデスクの推奨以外に考えるべきことは何かあるのだろうか? ディアスはあると確信している。

彼による最新の研究では、仕事で座っている時間と、余暇時間に座っている時間は区別されなかった。これが「日々もっと動くことで座っている時間を全体的に減らすべきである」という最終的な結論を弱めることはないにせよ、この点にこそもっと注意を払うべきであるということは、ディアス本人も認識している。

「わたしたちが実施する研究の多くは、余暇の時間を対象にしていません」と、彼は語る。「ですが、座り方を変える必要があるのは家にいるときなのです」

仕事が終わったあとの予定をドラマの一気見から、公園での軽い散歩へ変えてもいいかもしれない。きっとその価値はあるはずだ。

DAPHNE LEPRINCE-RINGUET

4/4ページ

最終更新:6/8(土) 12:11
WIRED.jp

記事提供社からのご案内(外部サイト)

『WIRED Vol.33』

コンデナスト・ジャパン

2019年6月13日発売

1,200円(税込み)

『WIRED』日本版VOL.33「MIRROR WORLD - #デジタルツインへようこそ」来るべき第三のグローバルプラットフォームを総力特集

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事