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知ってましたか? 痩せている方が死亡率が高いことを

6/8(土) 12:03配信

Tarzan Web

国立がん研究センターが行っている大規模コホート調査の統合解析では、太っている人より痩せている人の方が死亡リスクが圧倒的に高いという意外な結果が。そう、痩せているから健康。という図式は間違いです。それは、なぜなのか。7つのリスクをお教えしましょう。[取材協力/笹月 静(国立がん研究センター社会と健康研究センター予防研究部部長)、浦島充佳(東京慈恵会医科大学教授 分子疫学研究室室長)]

1. 痩せている方が死亡率が高い!

年齢や居住地などある一定の条件を満たす集団をコホートといい、これを長期追跡したデータをコホート調査という。国立がん研究センターが行っている大規模コホート調査の統合解析では、ちょっと意外な数値が導き出されている。

上のグラフは日本人のBMI別死亡リスク。男性の場合、BMI23~25未満を1とすると、30以上のグループは1.36、19未満のグループは1.78。なんと太っている人より痩せている人の方が死亡リスクが圧倒的に高いという結果が。

BMI25~27未満が最も死亡リスクが低いというのも意外。最も健康的といわれる指標はBMI22のはず。

「22というのは、高血圧、脂質異常などの有病率が最も低いBMI。これと全死亡との関係性は別のもの。これに対して私たちのデータは、その後に発生する病気の罹患や死亡リスクを10年20年の長期にわたって追跡した調査結果です」(国立がん研究センター・笹月静さん)

スキニー族、これヤバくね?

2. がん死亡のリスクも細>太、とくに男性のやせは要注意!

同じく国立がん研究センターのコホート調査の統合解析によるがん死亡リスク。こちらもBMI23~25未満を1とした場合の数値。

男女ともに最もリスクが低いBMIの範囲は21~27未満。それ以上でも以下でもリスクは高くなるが、こちらも太っているより痩せているグループの方が明らかに不利。

「女性の場合は乳がんや子宮体がんといった肥満と関連があるがんが多いので、太っているグループの方がリスクは高くなります。これに対して男性のがんは、肺がんや胃がんがメインで、痩せているグループのリスクが高いという結果が出ています」(笹月さん)

男性の場合、BMIが19~21未満ですでに死亡リスクは1.23倍。BMI30というかなりの肥満グループの上をいく。たとえば、身長170cmで体重60kgという場合、そのリスクに片脚を突っ込んでいるということ。もちろん、数値はあくまで傾向であり目安だが、事実は事実。目を逸らさずに直視のこと。

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最終更新:6/8(土) 12:03
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