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父親が元教師の丸山穂高議員が「薄っぺらエリート」に育つまで

6/8(土) 9:03配信

FRIDAY

「今回の件はホンマにショックやった。そりゃ、この辺で東大出た子なんておらんし、地域の自慢やったんで……。お父さんは高校の国語教師で、小さい頃は利発で礼儀正しい、ええ子やったのに」

酒に酔い「ロシアと戦争」発言をした上、「オンナを買いたい」など暴言を連発したことがバレて大炎上した衆院議員の丸山穂高氏(35)。同氏が子供の頃に近所に住んでいたという男性はこう語る。

丸山氏は5月24日、事情聴取のために開かれた衆院議院運営委員会理事会を、「適応障害」との診断を受けたとして欠席、公の場から姿を消した。6月3日に弁明書を提出したものの、進退に関する言及はされなかった。

非常識な言動で批判を浴びれば開き直り、世論が収まらないと見れば雲隠れ。一体、どんな育ち方をすればこれほど幼稚な人格になるのか。

丸山氏は関西屈指の名門高校である、奈良県の西大和学園に入学し、ストレートで東京大学経済学部に合格した。エリート街道そのままに経産省へ入省すると、’12年には日本維新の会公認候補として初当選し、国会議員の仲間入りを果たした。

そんな挫折知らずの優秀な息子を育てた丸山氏の父親・洋續(ひろつぐ)氏は、教師を定年退職後、大阪府スケート連盟の普及部長に就任。地域の小学生にスケートを教えるなど積極的に活動を続けてきた。

ネットにある洋續氏自身のホームページでは、スケート普及活動に関する投稿はもちろん、旅行の写真を掲載した日記や自分で書いた小説、元国語教師らしく現代文のコツなどが記されている。スケート専用のページには、フィギュアスケートの羽生結弦選手や宇野昌磨選手、本田真凜選手らとのツーショットが誇らしげに載せられており、洋續氏の幅広い交友関係がうかがえる。

本誌は父・洋續氏から今回の丸山氏の騒動に関して親としての思いを聞くため、大阪府内にある実家を訪ねた。だが、外出先から車で戻った洋續氏に声をかけるも、記者の問いかけには応えず。無言のまま、ガレージに入ってしまった。

地元の名士とも呼べる元教師の父と、成績優秀なエリートの息子――最近のネットスラングで言う“上級国民“とも呼ぶべき一家だが、逆にその良すぎる育ちが彼を増長させ、歪ませる結果になったのかもしれない。

「丸山氏が勤めていた経産省をはじめ、官僚の世界のトップは、ほとんどが東大法学部出身者で固められています。経済学部出身の丸山氏は少し肩身が狭かったはずで、プライドが異常に高かった彼には耐えられなかったでしょう。彼が国会議員に転身したのは、このねじ曲がった自尊心ゆえでしょうし、政治家になってからはことさら、高飛車で横柄だと評判は悪かった」(他党の秘書)

今回、丸山氏は酒に溺れて暴言を吐いたが、’15年にも酒が原因で暴行事件を起こしている。表面的には順風満帆のエリートのようでいて、内面では常に不満や鬱屈を抱え、酒に逃げていたのだ。

「まず、丸山氏は『適応障害』ではなく、『アルコール依存症』でしょう。依存症になりやすい人の特徴は、『他人を素直に頼れない』こと。真面目で立派な親御さんに育てられた結果、『自分はもっとしっかりやらないと』と思ってしまう。批判に晒されて雲隠れしたのも、甘えることが苦手で精神的に抜き差しならなくなり、パニックになってしまったからかもしれません」(精神科医・和田秀樹氏)

肥大したプライドと、それを支えられないガラスの精神。やはり、国会議員になるべきではなかった。

『FRIDAY』2019年6月14日号より

最終更新:6/8(土) 9:03
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