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南沢奈央「突然下の名前で呼ばれて……」 ドキドキの「オフィスラブ」に憧れ

6/10(月) 16:03配信

Book Bang

こうしてラブ・ストーリーは突然に

 わたしは“呼び名”に敏感だ。
 普段から本名と芸名のふたつの名前を持っている上に、何か作品に入ると役名も加わる。他人から何と呼ばれるか、でオンオフを切り替えている。今や、本名で呼ばれる場面で仕事モードになれる気がしない。
 2日に公演を終えた舞台の演出、白井晃さんはわたしのことをさまざまな呼び方をしてくださっていた。「南沢さん」「南沢くん」「奈央くん」「奈央ちゃん」「奈央」「エリザベート」「お姉ちゃん」などなど……。白井さんとしては意識して使い分けているわけでないようだったが、劇場に入ってから初日が迫っている頃に呼び捨てになって、つい背筋が伸び、緊張感が増した。いつもよりも、大きな声でしっかりと、「はい!」と返事をしていた。
 呼び方で、その相手との距離感やそこに漂う空気が変わる。
 つい最近も、こんなことがあった。
 わたしのことをいつも「南沢さん」と呼び、敬語で話しかけてくれている年下の知人がある日突然、「奈央ちゃん」と言った。
「奈央さん」を経由せずに「奈央ちゃん」! 基本的には何て呼んでもらっても構わないのだけど、わたしだったらこの飛び級は出来ないから、正直いつもだったら“この人、急に距離を詰めてきたなぁ”とびっくりしてしまう。だが、この時はあまりに自然で、はじめ、呼び方が変わっていることにも気づかなかったくらいだった。だけど次会った時にはまた「南沢さん」に戻っていた。これもまた自然で、違和感はなかった。
 このAさんの場合は、意識して呼び方を使い分けていた。Aさんはわたしが通うスポーツジムの仲の良いスタッフさんで、ジムで会う時は「南沢さん」、ご飯に行ったりとかジム以外で会う時は「奈央ちゃん」。
 使い分けに気づいた時、正しいのかもしれないと思った。そして凄いなぁと感心してしまった。公私をしっかり分けている。いくら仲良くなっても、Aさんの職場であるジムで顔を合わせれば、「南沢さん」と呼び続けるだろう。むしろ、良い関係を保つために、今後もそうしてもらいたいとさえ思う。

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最終更新:6/10(月) 16:03
Book Bang

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