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ダイエットが台無しに…「ノンカロリー甘味料」の意外な落とし穴

6/10(月) 22:00配信

ウィメンズヘルス

「ノンカロリーの甘味料は善か悪か」
フード業界を騒がせる長年の議論に、またひとつ新たな研究結果が発表された。摂食行動専門誌『Appetite』が発表した論文によれば、ノンカロリー甘味料のせいで、ダイエットが台無しになる可能性があるという。この内容をアメリカ版ウィメンズヘルスからご紹介。

米テキサス・クリスチャン大学は、ノンカロリー甘味料に関する3つの実験を行った。
研究チームはまず、18~25歳の被験者116名に、砂糖で甘くした飲み物、ノンカロリー甘味料で甘くした飲み物、全く甘くない飲み物のいずれかを配布した。なお、使用されたコップには何も書かれていない。続いて研究チームは、被験者の認識(実験1)、製品の選択(実験2)、砂糖で甘くされた食べ物に対する反応(実験3)を調べた。認識実験では、高カロリーの食品名、低カロリーの食品名、実在しない食品名がゴチャ混ぜに書かれたリストを与えられた被験者が、それらの言葉の識別に取り組んだ。

製品選択実験では、被験者が「たった今摂取した飲み物の印象」を答えてから、水のボトル、チョコレートの袋、ガムの箱のいずれかを選んだ。そして、砂糖に対する反応を調べる実験では、被験者が好きなだけクッキーを食べ、そのときの満足度を報告した。

ノンカロリー甘味料を摂取した被験者は、砂糖で甘くした飲み物や全く甘くない飲み物を摂取した被験者よりも、高カロリーの食品名を短時間で識別するという結果に。また、ノンカロリー甘味料を摂取した被験者は、ノンカロリー甘味料を摂取しなかった被験者よりも高い確率で、ガムや水ではなくチョコレートを選んだ。そして最後に、ノンカロリー甘味料を摂取した被験者がクッキーを食べた後の満足度は、それ以外の被験者よりも低かった。

研究チームによると、この研究結果は「ノンカロリー甘味料を摂取すると食べ物に対する脳の反応が変わる」ことを示した過去のMRI実験結果とも一致している。しかも、注意すべきなのは、ノンカロリー甘味料が神経経路にもたらす影響だけではない。ノンカロリーの甘味料でカロリーをカットしていると、その分、別のところで高カロリーの食品を食べてしまいがちだという点。

砂糖の代わりにノンカロリー甘味料を摂取すれば、カロリーがカットされるのは確か。そのため研究チームも、ノンカロリー甘味料がダイエットに弾みをつける可能性は認めている。でも、最初の数キロが落ちた時点で、人工甘味料は完全にやめるべきだとか。さもないと、「さっきカロリーカットしたから、これくらい食べてもいいよね」という考えから抜け出せなくなるかもしれない。

※この記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

最終更新:6/10(月) 22:00
ウィメンズヘルス

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