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話題の映画『RBG』日本版コピーに見るジェンダーバイアス。日本の映画配給会社のカビ臭い感性に辟易

6/10(月) 8:31配信

HARBOR BUSINESS Online

 現在、世界基準で見て最も尊敬されている一人にも数えられる女性、アメリカの最高裁判事ルース・ベイダー・ギンズバーグ(以下、RBG)のドキュメンタリー映画『RBG 最強の85才』が公開中だ。しかし、同作を宣伝する側がそのことを理解しきらずに、逆に女性差別を助長しかねないコピーをつけたことが一部で問題視されている。

⇒【画像】アメリカの最高裁判事ルース・ベイダー・ギンズバーグ

海外では重要な役職の最高裁判事

 最高裁判事。この職に就いている方には申し訳ないが、残念ながら日本では意識されているとは言い難い職業で、選挙の際の信任投票でも「急に審査しろと言われても……」となりがちな役職だ。

 だが、欧米社会において最高裁判事というのは、「国民の生き方を左右する存在」として大いに尊敬されている。筆者の住むブラジルでは、在任期間が長いこと(定年75歳)やテレビでも裁判のニュースが頻繁に報じられることもあり、その存在は大臣よりもはるかに有名。ある程度ニュースに興味のある人ならスラスラと名前を挙げることさえできるものだ。

 その法判断が全米のみならず、全世界的にもひとつの大きな基準として注目されるアメリカの最高裁判事なら、その存在はひときわ大きなものだ。しかも、アメリカでは定年はなく終生職なので、一旦職に就けば20年でも30年でも就任しているのでおなじみにもなりやすい。

 RBGはビル・クリントンが大統領に就任した‘93年に史上2人目の女性最高裁判事として任命された。そのときも注目はされているが、彼女の真価はかなりの保守派も決して少なくないアメリカの最高裁の法廷において、「性別を始め、マイノリティということで差別されること」を断固として反対し続ける強固な姿勢だ。

 彼女の判断によって、これまでに女性に許されてこなかったものが法律で保障されるような事態も生まれている。人はやがて彼女のことを、伝説的なラッパー・ノトーリアスBIGに引っ掛けて「ノトーリアスRBG」と呼ぶようになり、ネット上では彼女の顔をワンダーウーマンやブラック・ウィドーなどアメコミ映画のスーパーヒロインにはめ込んだミームが出回るほど、若い人たちからの熱狂的な支持を得るようになった。

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最終更新:6/11(火) 1:44
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