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バルサ元会長、「不安定で壊滅的な結果至上主義」に苦言 クラブの現状に警鐘を鳴らす

6/10(月) 22:40配信

Football ZONE web

生え抜き出身のスターが出ない現状も憂慮 「ラ・マシアが見捨てられた状況」

 バルセロナは2018-19シーズン、3冠達成の可能性があったものの終盤戦で失速し、リーガ・エスパニョーラの1冠のみに終わった。エルネスト・バルベルデ監督を筆頭にクラブの強化側は株を落とす結果となったが、かつてバルサの会長を務めた人物が「結果至上主義」への警鐘を鳴らしたとスペイン紙「マルカ」が伝えている。

 バルサの現状を憂うのは、ジョアン・ラポルタ元会長だ。クラブのアイデンティティを決定づけたとも言える故ヨハン・クライフ氏の財団の設立記念イベントに出席した同会長はこのように話している。

「バルサはヨハンが築き上げたフットボールのスタイルから一線を画してしまった。彼(クライフ)はバルサが勝者となったこのスタイルの父親であり、我々のチームとクラブはそのスタイルから離れたシーズンを過ごした」

 会長在任時は元ブラジル代表FWロナウジーニョの獲得し、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ、元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(現ヴィッセル神戸)、MFシャビ・エルナンデスら「ラ・マシア」と呼ばれる下部組織出身者を中心に黄金時代を構築した。だからこそ、現状に対して黙っていることができないのだろう。

「明確な方針やプロジェクトがなく、ラ・マシアが見捨てられた状況だ。心配なことだし、できるだけ素早く変えていかないといけない。このような状況を打開する人物はいないし、現状の不安定で壊滅的な結果至上主義は悪循環とも言える」

 ここ近年はバルサの真骨頂である試合を支配するスタイルから、カウンターを併用する戦い方に移行しているが、キャプテンのメッシの出来に依存してしまう弊害も出てきている。また「大量のお金が投資されてきたが、チームが結んだいくつかの契約は深く反省する必要がある」と、大型補強を繰り返すチーム構成にも苦言を呈している。

 バルサはメッシやイニエスタらのような生え抜きのスーパースターが出なくなって久しい。ラポルタ元会長の苦言は、変容しつつあるクラブ中枢に響くのだろうか。

Football ZONE web編集部

最終更新:6/10(月) 22:40
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