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ハーバードで見た「格差超大国アメリカ」の強烈な光と影

6/10(月) 6:00配信

週プレNEWS

『週刊プレイボーイ』で「挑発的ニッポン革命計画」を連載中の国際ジャーナリスト、モーリー・ロバートソンが、世界最高峰学府であるハーバード大学の内側と外側の"温度差"について語る。

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これが新自由主義の成れの果てなのでしょうか。あるテレビ番組のロケで、10代末から20代の頃に学生時代を過ごしたハーバード大学のある米マサチューセッツ州ケンブリッジを訪れたのですが、アメリカの「光と影」のコントラストは、当時よりも明らかに濃くなっていました。

僕がハーバードを卒業したのは1988年なので、およそ30年ぶりにキャンパスを散策したことになります。学生たちは相変わらず少し会話をしただけでわかるほど優秀で、僕が悪戦苦闘したディベートの基礎を叩き込まれる授業も健在。僕が専攻していた電子音楽や映像のスタジオでは、以前よりさらにグレードの高い活動が行なわれていました。

一方、白人のアメリカ人学生が中心だった当時との大きな違いは、出身国、肌の色、性別などの多様性が着実に進んでいることです。僕の時代は、例えば中国から来ている留学生なんて数えるほどしかおらず、他学生とのコミュニケーションもほとんどありませんでした。

しかし、今回現地で話した中国出身の学生は、上海の高校から直接ハーバードに入学した1年生で、英語もとても流暢。周囲の学生や大学のカルチャーにも溶け込んでいるようで、隔世の感がありました。今やハーバードでは、世界中から来た優秀な人材が相互に刺激し合い、すさまじい"創造力のエンジン"が生まれています。

ただし、これはケンブリッジの街でも隔離された"養成機関"の中の話です。そこを出れば、都市のインフラは物理面でもサービス面でも劣悪。

空港の入国管理は雑で大行列ができ(トランプ大統領も「アメリカの空港は第三世界並み」とこき下ろしています)、名門ホテルのエレベーターは老朽化してボタンの灯(あか)りがつかず、一本裏道に入ればボコボコの道路がある。レストランの食べ物も以前より大味でまずい気がします。

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最終更新:6/10(月) 6:00
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