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アクノレッジメントの力 - 2 - 【原文】The Power of Acknowledgment (Part 2)

6/11(火) 9:02配信

コーチ・エィ

難しい人間関係をアクノレッジメントで改善する

対立している人や困難な関係にある人をアクノレッジすることは、自然にはできないかもしれない。相手と対立しているとき、私たちは良い点ではなく悪い点を探す傾向があり、それによってさらに関係が悪化する。職場での重要な人間関係を改善したいなら、次のアプローチを検討するとよいだろう。

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■ クライアント、同僚、部下、仲間、上司などより良い関係を築きたい相手を決める
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より良い関係を望む理由と、その関係において何が重要かを自分の中で明確にしよう。より良い関係を築くことで何が得られるだろうか?その答えをしっかりと意識してほしい。

例えば、あなたは同僚とより良い関係を築きたいと思っているかもしれない。同僚をクビにすることは、たとえしたくてもできない。その同僚は、さまざまな方法であなたをイライラさせてくる。だが、同僚と良好な関係を築くことができれば、もっと多くの仕事を一緒に行い、さらに大きな成功を収め、より楽しく仕事をすることができるだろう。それに集中しよう。物事が変わる可能性に注目してみよう。2人の関係は良くなるかもしれない。自分自身の変化によって、関係全体が変わる可能性があることを覚えておこう。本当だから信じてほしい。

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■ 次回その人と接するときは、自分の価値観に合った資質や行動を積極的に探す
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そうすることで、アクノレッジを通じて偽りのない気持ちを相手に伝えられるようになる。どんなに些細なことでも、一見取るに足らないように見えても、相手に何か良いところがないか探してみよう。

良い点よりも悪い点に気づきやすい人(私たちの中にはこのような人もいる)は、問題に気づいたらそのまま放っておくとよい。生産的でより良い人間関係を築くことを目標としているのであれば、相手に批判的になっても、その目標はまず達成できないだろう。批判は抜きにして、あなたが望むこと、つまり関係の改善に集中し、良い点を探すべきである。

良好な関係を築くことができれば、うまくいっていない点を改善できるかもしれない。重要なことから先に始めよう。


<同僚と良い関係を築く>

例えば、同僚と一緒に大きなプロジェクトに取り組んでいるとしよう。このプロジェクトは2人のキャリアにとって重要なものである。成功するためには同僚の協力が必要だ。しかし、同僚が担当する仕事が遅れている。質問をしても答えるのが遅く、回答が来ても詳細がほとんどわからないので、さらに質問が増えてしまった。あなたはイライラしている。同僚との打ち合わせを予定していたが、同僚は遅刻し、「まただ」とあなたは思うだろう。

同僚は少し動揺しながら登場する。打ち合わせの議題を決め、最初の議題、設計に関する質問の回答を聞くことに取り掛かる。同僚はフローチャートを取り出して、それについて説明を始めた。アクノレッジできることを見つけるために、あなたは積極的に耳を傾ける。フローチャートとその説明だけではすべての回答は得られなかったが、ここから出発すればよい。同僚が遅刻したこと、この段階に到達するのに非常に長い時間がかかったこと、まだ回答を得ていない質問がたくさんあることは、すべて無視しよう。その代わりに、同僚のデモンストレーションで大事だと思った点に注目すると良いだろう。

「このフローチャートは非常にわかりやすかった。多くの疑問が解消されたよ。私が心配していたことをきちんと理解して作ってくれたんだね。説明も詳しくて丁寧だった。これで一歩前進できた。」

これは、2人の関係を改善する良いきっかけにならないだろうか?

この言葉はポジティブ・フィードバックとアクノレッジメントを組み合わせたものである。

あなたは、「あなたの懸念に注意を払う」という同僚のあり方と、「明確なフローチャートの作成と詳細な説明」という行動をアクノレッジした。自分にとって価値のあるものだったからだ。

一方で、その45分間の打ち合わせ中に、期待とはまったく違うことがいくつも見つかる可能性もある。それらを無視すべきだとは言わない。しかし、間違っている点について考え、その点をそれとなくまたは積極的に批判しても、問題の解決にはならない。正しくできている点に集中し、重要な事柄を進めたほうがよい。そこで、次のように言って打ち合わせを締めくくるのはどうだろうか。

「当初のスケジュールからずれてしまったので、新しいスケジュールが必要だし、まだ確認したいこともたくさんある。新しいスケジュールと、私の質問への回答が、先ほどのフローチャートのように詳しくてわかりやすく、全体を網羅しているならば、良いスタートが切れるだろう。新しいスケジュールと質問への回答はいつ頃もらえるだろうか?それと、私に何か手伝えることはあるだろうか?」

このように言ったら、自分はただ相手にへつらっているだけなのでは、と感じるかもしれない。しかし、自分が何を望んでいるのかよく考えてほしい。同僚とより良い関係を築き、同僚から必要なものを得て、プロジェクトを完遂し、キャリアを成功させることだ。目標から目をそらしてはならない。

アクノレッジメントを通じて関係を改善することにエネルギーを注ぎ、より大きな成功を収められるようになれば、自分にとって役に立たないこと、つまり、同僚の悪い面ばかり見たり、批判したり、あら探ししたりすることをせずに、自分が望むものをさらに得ることができるだろう。

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最終更新:6/11(火) 9:02
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