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退職代行サービスを使えば楽勝で円満退社できる?【FINDERSビジネス法律相談所】

6/11(火) 11:50配信

FINDERS

日々仕事を続ける中で、疑問や矛盾を感じる出来事は意外に多い。そこで、ビジネスまわりのお悩みを解決するべく、ワールド法律会計事務所 弁護士の渡邉祐介さんに、ビジネス上の身近な問題の解決策について教えていただいた。

(今回のテーマ)
Q.なるべく早く会社を辞めたいのですが、引き止められそうで退職を言い出しにくく、段取りも面倒です。近年、退職代行サービスなるものもあるようですが、利用すれば簡単に会社を辞められるのでしょうか?(30代・会社員)

会社を辞めたい!

「今の仕事に向いていない」「上司と合わない」「会社のカラーと合わない」「会社になかなか評価されない」「残業が多すぎて辛い」……。会社を辞める理由はさまざまですが、多くの企業で従来の終身雇用型が崩れている現代では、勤めている会社を辞めて何社も転職する人が増えています。

そうした中、退職代行サービスのニーズが高まってきており、最近ではメディアでも取り上げられるようになりました。

時代が求める、退職代行サービスとは?

「会社を辞めたいけれど、上司に言い出せない」「退職の意向は伝えたが、激しい引き止めにあっている」「色々と煩わしいのですべて第三者に任せたい」と要望する人に代わって、退職の意向を会社側に伝える「退職代行サービス」の利用者がここ数年急増しています。

「円満退職」という言葉があるくらいですから、退職という場面では、円満ではない場合というのも数多くあります。場合によってはトラブルに発展するケースも少なくありません。そうなると、退職に関わるやりとりを他人に任せてしまいたい、その分エネルギーを前向きな方へ集中したい、というニーズも多いのでしょう。史上最長10連休のGWとなった今年ですが、GW中からも申し込みは増えているようです。

退職代行サービスを利用すれば簡単に会社を辞められる?

(社員)「課長、今月末で会社を辞めさせてください」

(課長)「そうですか。残念ですが、了解しました」

このようなスムーズなやりとりだけで会社を退職できるなら何も心配はありませんが、多くの場合、退職という場面では、こんなにあっさりしたやりとりだけで終わるケースは少ないでしょう。そもそもこんなに簡単に済むのであれば、お金を支払ってまで退職代行サービスを頼もうとする人もいません。

現実問題としては、会社側にも言い分がありますから、社員が退職の意向を伝えるだけであっさり終了するケースは少なく、退職時期について話し合ったり、場合によっては会社側から引き止め交渉や、待遇改善を提案されたりすることもあります。こうしたケースになると、退職代行サービスにもさまざまな問題点が出てくることになります。

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最終更新:6/11(火) 11:50
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