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神戸新監督、フィンクって何者?レネ・マリッチが解説するその姿

6/11(火) 21:04配信

footballista

ヴィッセル神戸のドイツ人新監督

 6月8日に、ドイツ人のトルステン・フィンクがヴィッセル神戸の監督に就任した。これまで、スイスのバーゼル、ドイツのハンブルガーSV、そしてオーストリア・ウィーンなど、主にドイツ語圏で活動してきた監督だ。選手時代も、バイエルンで欧州CL優勝を経験するなど、基本的にはドイツ語圏が主戦場だったフィンク監督。これまで“スペイン路線”の筋道を見せてきたヴィッセルは、一変してこのドイツ人に舵取りを任せることになる。

 監督としてのフィンクの特徴はどのようなものなのか? フィンクのオーストリア・ウィーン就任が決まった直後の2015年6月、RBザルツブルクのコーチに就任する前のレネ・マリッチが、フィンク監督の特徴をオーストリアのサッカーポータルサイト『アープザイツ(Abseits)』にまとめている。バーゼルとハンブルク時代という若干古い情報になるが、フィンク監督の基本コンセプトをつかむ手がかりになるだろう。

 まずマリッチの目についたのは、バーゼルとハンブルク時代で共通するビルドアップの方法だ。基本的に、ダブルボランチのどちらかがセンターバックの間に降りてきて、3枚でチームの底を形成する。同時に、ボール保持時にも、そのまま3バックのように留まる。そうすることで、両サイドの「ハーフスペースまで開いたセンターバック、サイドバック、ウイングを生かしてサイドに数的優位を作る一方で、中央のカウンター対策を講じる」という。

 こうして、後方と中盤のサイドに人数を集めてボールを回しながら、相手が前に出てきたタイミングを見計らって素早いコンビネーションでシュートまで持ち込む。崩しのスイッチが入ったあとは、あまりに早急にシュートを狙うので、「慌てているかのような」印象も与えるようだ。バーゼルのように、国内リーグで他チームと力の差がある場合は、ジェルダン・シャキリのような「個の能力に優れたウイング」のドリブラーが前線で順調に得点に絡み、成績も付いてきた。バーゼルでは、リーグとカップ戦のダブルという成功を収めることができた。

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最終更新:6/11(火) 21:04
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