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バンクシーも活用する「ラテラルシンキング」の始め方|違いを生み出す思考術

6/11(火) 21:11配信

ライフハッカー[日本版]

筋道を立てて一貫して考え、分類・細分化を重視する「ロジカルシンキング」(論理的思考)が全盛です。

【画像】バンクシーも活用する「ラテラルシンキング」の始め方|違いを生み出す思考術

この言葉に聞き覚えのない人でも、「MECE」や「フレームワーク」はご存知かもしれません。実はこの概念は、ロジカルシンキングから出発したものです。

ラテラルシンキング(水平思考)とは?

非常にポピュラーなロジカルシンキングですが、この考え方には限界があると指摘するのは、(株)創客営業研究所の代表取締役、木村尚義さんです。

木村さんは、ロジカルシンキング一辺倒が、過当競争や企業不正を生む素地になっているとし、著書の『NOロジック思考』(ベストセラーズ)で、その対極にある「ラテラルシンキング」を推奨しています。

ラテラルシンキングは、1960年代に心理学者のE・デボノが提唱した思考法で、日本では「水平思考」と訳され、決して新しい概念ではありません。しかし、時代の代わり目のたびに見直されて脚光を浴びるため、今回初めて聞いた人も多いでしょう。

木村さんは、多方面で変革を求められている今の時代も、大きな節目であるとし、本書でラテラルシンキングの積極活用をすすめています。

では、ラテラルシンキングとはどのような考え方であり、どう活用すべきなのでしょうか?

本書を下敷きに、ポイントを幾つか紹介しましょう。

そもそもラテラルシンキングとは?

ラテラルシンキングとは、「前提を疑い抽象化し、セレンディピティを利用する考え方」だと木村さんは述べます。

これをもう少しわかりやすく言うと、

・前提を疑う:前提は、常識と言い換えてもいいかもしれません。「世間では前提(常識)とされている、そのやり方は正しいのか。今は正しくとも将来もそうなのか」と、疑問に思うことです。

・抽象化する:具体的な事物を見て、「何をするものなのか。そもそもどうなっていればいいのか」と抽象化し、本質は何かを突き詰めます。

・セレンディピティを利用する:ひょんな偶然を、単なる偶然だと無視せず、「何か使えないか、チャンスに転化できないか」と、自分の抱える課題と関連させられないかを問うことです。

ラテラルシンキングを活用した例として、木村さんは、「マリーナベイサンズ」や「変なホテル」を挙げます。

『ラグジュアリーホテルとは「豪華なもの」という前提があると、豪華さ競争が始まり、きりがなくなります。

同じ豪華さ競争でもラテラルシンキングなら、一味違うホテルが出来上がります。

シンガポールのホテル、マリーナベイサンズに至っては、3棟ある高層タワーの屋上に橋をかけるようにして全長150mにわたるプールを設置してあります。

似たり寄ったりのホテルの中でも、ランドマークとして認識されれば、ひときわ目を引きオンリーワンになります。こうした発想がラテラルシンキングです。

競争から外れたホテルをもう一例、紹介しましょう。

恐竜が受付スタッフを務めるホテルがあります。恐竜といっても、本物ではなくロボット恐竜です。変なホテルですね。そうなんです。名前もズバリ「変なホテル」。

トラベル会社のHISが展開するホテルです。

(中略)変なホテルとは、単に他と変わっているというだけではなく常識を超えて「変わり続けることを約束するホテル」というコンセプトです。ラテラルシンキングを体現していますね。

(本書89~91pより)』

本書では、これ以外にトヨタのレクサスやバンクシーの芸術活動が、ラテラルシンキングを活用した事例として紹介されています。

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最終更新:6/11(火) 21:11
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