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バンクシーも活用する「ラテラルシンキング」の始め方|違いを生み出す思考術

6/11(火) 21:11配信

ライフハッカー[日本版]

ラテラルシンキングの4つの段取り・手順

ラテラルシンキングは、なにも一流企業や天才の専売特許ではなく、慣れれば「無意識に幾通りもの可能性を導き出します」と、木村さんは述べています。

でも、それに慣れていない大多数の人は、どうすればよいでしょうか?

木村さんがすすめるのが、「4つの段取り」の習慣化。つまり、

1.不満に気付く
2.なぜ?
3.ならば…
4.どうやって?

をクセにすることです。

具体的な例として木村さんは、コンタクトレンズの洗浄液のキャップを挙げます。

1. 不満に気がつく

洗浄液のキャップを落として、洗面台の排水口に落としてしまうという、よくある不満。これを不満だと気付いて、「落とさないようにするには?」を考えるのが、第一歩。

2. 「なぜ?」と疑問を投げかける

「なぜ、排水口にキャップが落ちるのか?」などと、疑問を口に出すことで、「なぜ」が明確になり、「なぜ排水口があるのだろうと、なぜキャップがあるのだろうという2つの要因」に思い至ることになるわけです。

3. 「ならば…」と考える

これは、「理想の状況を明確にする言葉」だと、木村さんは説明します。「ならば、排水口がなければいい」とか「ならば、キャップが分離しなければいい」というふうに。

4. 「どうやって」と解決策を探す

ここで、存分に発想を広げてゆき、「あらかじめ排水口にフタをしてから作業する」、「排水口のないところに行く」などと、解決策を出していきます。

ラテラルシンキングは、解決策がひとまず出た時点で終わりではありません。

今しがた考えついた疑問やアイデアの前提を疑うことが大事だそうです。

つまり、また最初の段取りに戻って、「2周目をスタート」させるのです。これを少なくとも5周繰り返して、「いくつ方法を見つけられるか」が、ラテラルシンキングの特徴です。

ラテラルシンキングの鍛え方

ラテラルシンキングが身に付く方法 本書では、ラテラルシンキングの能力を高める方法も幾つか載っています。それらは各々、「前提を疑う」「抽象化する」「セレンディピティを利用する」のいずれかの力を鍛えるものです。

たとえば、抽象化能力の土台となる「大量に発想する」コツを会得するのに、「電車広告、無理やりストーリー」という練習法があります。

『この練習では、電車の広告をつなげて物語を想像します。

(中略)今日の広告は…ホテルバイキング、旅行、予備校、女性専門大きめな靴とあります。

バイキングで偶然に昔の友人と出会った。意気投合して旅行に行きたくなったから、予備校時代の同級生も誘う話になった。

そういえば彼女は足が大きいから…という具合につなげて、あらすじを作ります。

(本書196pより)』

木村さんは、ロジカルシンキングを完全に捨て去る必要はなく、1割だけのラテラルシンキング導入で「人生は変わる」と言います。

仕事でも私生活でも、筋道を立てて解決策を考えているのに堂々巡りで名案が思い浮かばないときは、ラテラルシンキングを活用してはいかがでしょうか。

Image: Radachynskyi Serhii/Shutterstock.com

Source: Amazon.co.jp

鈴木拓也

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最終更新:6/11(火) 21:11
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