ここから本文です

大阪城:日本の城で最多の入場者数を誇る天守閣と櫓などの遺構

6/11(火) 16:04配信

nippon.com

大阪の定番観光スポット「大阪城」は、例年250万人以上が天守閣に登る。その周りに広がる大阪城公園では、重要文化財に指定される建造物が点在し、美しく咲く花々が観光客だけでなく市民の心も癒やしている。

大都市・大阪のど真ん中に位置する大阪城(大阪市中央区)は、この町のシンボルであり、観光では外せないスポットだ。天守閣がある本丸を中心とする大阪城公園は、105.6ヘクタールの広大な敷地を持ち、庭園や広場はもちろんのこと、大阪城ホールや音楽堂、野球場にジョギングコースまであり、市民のレジャーや憩いの場としても親しまれている。

豊臣家と徳川家が共演する天守閣から大阪を一望

目玉となるのは大阪城天守閣である。入館者数は2017(平成29)年度に過去最高の275万4395人を記録するなど、近年は日本の城の中でも最多を誇る。

大阪城には「豊臣秀吉の城」というイメージがあるが、実は、秀吉が築城した当初の大阪城は、創建からわずか34年後の1615年の大坂夏の陣で焼失。その後、大坂を天領とした徳川幕府が、豊臣時代の石垣や堀を壊し、全国の大名を動員した天下普請で新たな大坂城を築いた。私たちが、目にしている石垣や堀はこの時、造られたものだ。しかし、徳川の大坂城も、完成から36年後の1655年に落雷で天守は焼失。その後、長らく再建されなかった。

現在の大阪城は、1931年に完成した復興天守。徳川家が築いた天守台の上に、「大坂夏の陣図屏風(びょうぶ)」に描かれている豊臣時代の初代天守の外観を参考にした天守を載せたハイブリッド型。歴史的には、ありえない造りとなったが、「なんでもあり」の大阪らしい豊臣家と徳川家の共演と思うと、味わい深い。

外観は5層だが、内部は8階建て。1棟まるごと巨大な資料館のようになっていて、フロアごとに、秀吉の生涯や当時の文化、社会背景を模型や解説パネルで説明している。2階には、天守閣の最上層の黒壁を飾る金の伏虎(ふっこ)と、屋根のしゃちほこの原寸大レプリカが展示してあり、迫力満点だ。復元した戦国時代のかぶとと陣羽織の試着体験(有料)は、SNSへの投稿用に外国人観光客にも人気。

8階は大阪の街並みを360度見渡せる回廊式の展望台。最初に展望台まで上がって、階段を利用して各階の展示を鑑賞するのが一般的な順路なので、上りエレベーターは長蛇の列となることも。階段で1フロアずつ上がりながら展示を見て、最後に大阪の眺望を満喫、すいているエレベーターで一気に下まで降りる逆順路にすれば、並ぶストレスからは解放される。

1/2ページ

最終更新:6/11(火) 16:04
nippon.com

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事

Yahoo!ニュースからのお知らせ