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なぜ喫茶室ルノアールは「紙巻たばこ喫煙禁止」を決めたのか?

6/11(火) 10:01配信

現代ビジネス

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都心を中心に約100店舗を構える喫茶店チェーン「(株)銀座ルノアール」。同社が2020年4月から「紙巻きたばこの喫煙を禁止する」ことを決定したとの報道に、驚いた人も少なくない。ルノアールと言えば、ビジネスマンを中心とする愛煙家の憩いの場だったからだ。
ルノアール好きが高じて、電子書籍「喫茶室ルノアール“本”店 vol.1」まで出版した「ルノアールを愛する会 会長」の山内真太郎さんが、今回の決定の背景を、ルノアールの「売上」「従業員」「創業哲学」から多面的に分析する。
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ルノアール、お前もか!

 2019年5月30日。全国の愛煙家に激震が走りました。

 「2020年4月1日より各店舗での「紙巻たばこ」喫煙禁止のお知らせ」というタイトルのリリースが、(株)銀座ルノアールから発表されたのです。

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従業員の健康に配慮するため、喫煙室での喫煙は「加熱式たばこ」のみ可とし、「紙巻たばこ」の喫煙は禁止とさせていただきます。また、喫煙室にて、ご飲食をしながらゆっくりとおくつろぎいただくスペースを確保するため、現状、「紙巻たばこ」専用の喫煙ブース設置は予定しておりません。
(同社PRリリースより抜粋)
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 特に注目されたのが、「紙巻たばこ専用の喫煙ブースを設置しない」という部分。

 あくまでもこのリリース発表時点では「予定」ではありますが、サラリーマンのオアシス、愛煙家のラストリゾートとして愛されてきた、東京都内を中心に100店舗以上を構える巨大喫茶店チェーンである(株)銀座ルノアールの、まさに青天の霹靂とも言える「グループ全店で紙巻たばこNG」という方針決定。

 「これも時代の流れか」といった感傷的な意見だけでなく、「ルノアール、お前もか!」と感情的な意見も多く寄せられました。

 ルノアールは近年、完全分煙化を推進し、喫煙者と禁煙者の共存を目指していました。にもかかわらず、なぜこの決断に踏み切ったのでしょうか。

 この記事では、課題や論点を整理した上で、ルノアールの「紙巻たばこNG」という意思決定に至るまでを推察してみたいと思います。

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最終更新:6/11(火) 15:05
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