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ファーウェイは本当に「悪の帝国」なのか…本社を訪れて確かめてみた

6/11(火) 7:01配信

現代ビジネス

いったいどんな会社なのか

 まさに、「百聞は一見に如かず」だった――。

 「スパイ企業」「悪の帝国」「中国共産党の手先」「人民解放軍の一機関」……。米トランプ政権は、周知のようにファーウェイ・テクノロジー(華為技術)に対して、多くの負のレッテルを貼って非難している。

 はたして本当にそうなのだろうか? 
 ジャーナリストというのは、好奇心旺盛な天邪鬼だから、悪名が轟くほど、その実態を自分の目で確かめたくなってくる。

 先週のこのコラムでも記したように、私が中国ウォッチャーになって丸30年になるが、中国という国ほど、偏見の目で見られがちな国はない。例えば日本人はよく「中国人は〇〇だ」というレッテルを貼るが、中国には世界最大14億もの個性的な人々が暮らしていて、考え方や生活様式も、極論するなら、14億通りある。とても一緒くたにくくれるものではない。

 ファーウェイに関しては、ソフトバンクを始めとして、これまで日本の取引先3社の人から話を聞いていた。興味深いことに、3人ともほぼ同じことを言っていた。

 「ファーウェイの製品は、安いし品質はいいし、おまけにサービスも素晴らしい。ただ中国企業なんですよね……」

 この物言いは、「ファーウェイがどんな会社か」という問いと、「中国政府(もしくは中国共産党、人民解放軍など)との関係はどうなっているのか」という問いを、分けて考えねばならないことを示唆していた。

 ともあれ、私はファーウェイに取材申請を出してみた。「日本記者団の『団体ツアー』ではなく、ファーウェイ本社内を『個人旅行』のように見せてもらえませんか」。

 ファーウェイから回答を得るまでに、少し時間を要した。その間、5月16日にトランプ政権はファーウェイを、「エンティティ・リスト」(制裁対象リスト)に入れた。それによって世界中が大騒ぎになり、5月下旬になると、「グーグルがアンドロイド機能の供給を停止か」「日本でP30シリーズの新製品スマホの販売延期」……と、毎日ファーウェイ関連ニュースで溢れた。挙句の果てには「ファーウェイ倒産説」まで飛び交い始めた。

 そんな中、ようやくファーウェイから許可が下りたのだった。

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最終更新:6/11(火) 8:50
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