ここから本文です

窓を開けて風を通すと逆効果! 梅雨どきの湿気対策の「誤解」

6/11(火) 8:32配信

HARBOR BUSINESS Online

 今年も、ジメジメする梅雨の季節が到来した。そこで湿度をコントロールして、健康で快適に、さらには省エネしながら梅雨を乗り切るポイントを紹介したい。

⇒【画像】筆者の家の内装には、調湿機能のある漆喰が使われている

窓を開けて通風すると、逆に暑くなり湿気も高くなる!?

 室内で快適に感じる湿度は、40~60%とされている。気温との関連にもよるので一概には言い切れないが、一般的には湿度が40%以下になると、目や肌、のどなどが乾燥しやすくなり、さらにウイルスの活動も活発になる。

 逆に60%以上になるとカビが発生しやすくなる。さらにカビを栄養源とするダニも増殖し、アレルギーの原因になるなど悪循環が起きてしまう。まずは家の複数箇所に湿度計を置いて確認する習慣をつけておくと、把握できるようになる。

 特に梅雨どきは、適切な湿度コントロールを心がけたい。意外と多くの人がやってしまう間違いは、夏の湿度が高い時期に窓を開け、風を通して快適にしようとすることだ。外の湿度が室内より大幅に低い場合をのぞき、窓を開け放てばかえって熱気や湿気を招き入れてしまい、快適にはならない。効率よく湿気をコントロールするには、窓を閉めることが大切だ。

除湿機よりもエアコンの除湿機能のほうが効果的

 窓を閉めたら次は除湿だ。除湿といえば、除湿機を思い浮かべる人が多いはずだ。除湿機には主に3種類があり、コンプレッサー式とデシカント式(ゼオライト式)、そして両者の特徴を合わせたハイブリッド式に分けられる。

 タイプにより消費電力と除湿量には違いがあるが、キロワットあたりの除湿量で比較すると、いずれのタイプの除湿機もエアコンの除湿機能にはまったく敵わない。さらに扇風機やサーキュレーターを併用して空気を循環させることで、エアコンの除湿はより効果が発揮される。

 一般的にはエアコンよりも除湿機のほうが除湿してくれそうなイメージがあるが、それは誤解であることがわかる。エアコンがあるのに使わず、わざわざ除湿性能の劣る除湿機を買い足して高い電気代を払って使うとしたら、エネルギーも無駄になるし効果も薄いということだ。

 ちなみに、クローゼットや押入れのような空気が循環しにくい場所には、スノコを敷いたり、内部を詰め込みすぎずに風の通り道をつくるようにしたりといった工夫をして、日頃から湿気がこもらないような注意をしたい。

 小型の除湿機は、こうした湿気が溜まりやすい場所で活用するのが効果的だ。だがいずれにせよ、あくまでエアコンの補助的な役割として考えた方がいい。このような場所では、小型の湿気取りグッズも役に立つ。

 エアコンは、冷房・暖房・除湿など1台で何役もこなすだけでなく、それぞれの機能の効率が高く、うまく使えば重宝する優秀な家電だ。その効率を保つためにも、面倒がらず定期的なメンテナンスをしておきたい。

 年に一度くらいは、自分で必ずフィルター清掃をしてほしい。また数年に一度は、多少お金がかかったとしても、業者にエアコンのクリーニングを依頼した方がいい。ホコリや汚れがたまると効率も落ちるし、そのようなエアコンを動かすと空気が悪化するリスクもあるからだ。

1/3ページ

最終更新:6/11(火) 8:32
HARBOR BUSINESS Online

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事