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運動直後の風呂で頑張りがムダに? 太りにくいカラダをつくる入浴法

6/12(水) 7:02配信

Tarzan Web

ミストサウナにお風呂ビクス…

サウナに入ると、疲労感が軽くなりスッキリする…なんて経験がきっとあるはず。それは発汗作用以上に、入浴と同様に温熱効果によって血流が増えることが大きな理由だ。

「ただし運動後の疲労回復が目的なら、80~100度のドライサウナはカラダに過度な負荷がかかりかねません」。そこでおすすめは60度程度の低温サウナか40~50度のミストサウナ。いずれも全身に汗をびっしょりかくまで入る必要はなく、肌にじんわり汗がにじむ程度で十分だ。サウナを出たら25~30度のシャワーを30秒ほど手足中心にかければクールダウン完了。低温の水風呂は疲労回復を妨げかねない。保温効果を得ることが入浴の最たる目的なので、シャワーが最適。

浴槽は狭いけど入浴中もカラダに有意義なことをしたい! そんな頑張り屋のトレーニーは、水泳プログラムで定番の水中エクササイズの家風呂バージョン「お風呂ビクス」に励んでみては。

アクアビクスの環境に近づけるべく30度くらいの湯を溜めた浴槽で、脚の曲げ伸ばし運動やストレッチなどの軽い運動を。そもそも入浴の消費カロリーはわずかで、42度の湯で10~15分間全身浴をした場合でも10~20キロカロリー程度。

だが30度のぬるめの湯に浸かってお風呂ビクスを行えば、体温を奪われた分だけ体温を上げるべく内臓が働き、カロリーの消費量も増える。知ってのとおり、冷えは筋肉によくない。お風呂ビクス終了後は追い焚きをした湯でじっくりカラダを温めよう。

水風呂が苦手な人のための温冷交代浴

多くのアスリートが疲労回復のために習慣的に行うという温冷交代浴は、サウナと同様に「ポンピング」が目的。湯と冷水に交互に浸かることで血管の収縮と弛緩(ポンピング)が起こり、運動でダメージを受けた筋肉の修復が促される。

ただし欧米発の入浴法とあって日本人の体質には合わない部分も。「欧米人と日本人では体感温度が違うといわれます。欧米人と比べて冷点が多く寒さを感じやすい日本人にとって、20度以下の水風呂に浸かるのはハードです」(早坂先生)。

冷たい水風呂に無理に浸からずとも、25~30度のシャワーを当てればクールダウンになる。体調を見つつ湯船とシャワーの交代浴を2~3セット行えば、〆に湯に浸かって保温すれば完璧。

運動直後のひとっ風呂で運動中の頑張りがムダに?

運動が終わったら温かい浴槽へザブ~ン! 疲労にキク気はするが、実は逆効果だ。運動後の血流アップは各部位で必要な酸素などの運搬と疲労物質の排出を同時に行うため、筋肉合成はもちろん疲労回復にも必要な働き。

だが運動直後の入浴で体表への血流が増えすぎれば、かえって筋肉への血流が減ることも。運動後1時間経つまで入浴はおあずけ。汗を流すためのシャワーなら許容範囲。

取材・文/門上奈央(初出『Tarzan』No.727・2018年9月13日)

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最終更新:6/12(水) 7:02
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